2025/1/12(日)第239回 織田優成ツイキャス本配信 リクエスト台詞募集!
1月5日(日)に行われた2025年最初の本配信「第238回 織田優成のVoice Only配信」へお越しいただき、ありがと三角でした!
アーカイブはこちら↓ メンバーシップの方のみ自由にご視聴できます。
2025/1/5(日)第238回 織田優成ツイキャス本配信 金曜日はカレーの日 前編
2025/1/5(日)第238回 織田優成ツイキャス本配信 金曜日はカレーの日 後編
配信終了後、すーみーさんから教えていただいた「艦めし/艦めしーふーど(https://www.mod.go.jp/msdf/kanmeshi/)」によると、海上自衛隊は週末の土曜にカレーを食べていたそうで、昭和の後期に週休2日制になってから金曜に変更したとか。巷でいうところの「曜日感覚を失うことがないように海上自衛隊では金曜はカレーの日」というのは正しい情報ではないらしいです。
毎週日曜日21:30から1時間枠でライブ配信している、わたくし織田優成のツイキャスによるメンバーシップ限定の音声&動画配信は、メンバーシップ限定配信と言っておきながら最初の15分間だけは無料枠。つまり誰でも視聴&コメント可能です。ちなみに、毎月最後の日曜日配信や、僕が演じたキャラクターの誕生日配信、たまにやるゲリラ配信は最初から最後まで無料で視聴できます!
この「ツイキャス」は、ツイキャスアプリをダウンロードせずにインターネットのブラウザでも視聴可能。リンクをクリックすればスマホやPCですぐに視聴できまので、ぜひ、いらしてください(^^)。ただし、スマホで視聴する場合はインターネットブラウザよりもアプリを利用したほうが視聴もコメントもしやすいそうです。
第238回のリクエスト
第238回は月最初の日曜日なので、開始から15分は誰でも視聴可能な通常配信。リクエスト台詞はふたつありましたので、無料枠でこくまろさんの「休み明け」、メンバーシップ枠で蒼子さんの「最後の七日間 8.5人目・四十」を演じました。
2021年4月にメンバーシップ会員制度を始めてからの配信は、全てアーカイブに保存していつでも視聴できるようにしています。なので、ぜひ、月額700円~のメンバーシップ制度に登録して、リアルタイムの限定配信視聴、そして膨大な量のアーカイブ視聴をご活用ください!
第239回リクエスト台詞募集!
ということで次回の配信です。次回は2025/1/12(日)21:30からが配信予定。リクエスト台詞の締め切りは当日16:30まで。
台詞リクエストはメンバーシップ会員じゃなくてもリクエスト可能です。リクエストをご希望の方は「リクエスト台詞に関する注意事項」をお読みになり、この記事のコメント欄にセリフ、ナレーション、朗読などの僕に読んでほしい文章を書き込んでください(^^)。 リクエスト台詞に関すること以外にも、ご意見・ご要望があれば、ご連絡ください。ご期待に添えられるかは分かりませんが、善処いたします。
第239回のリクエスト台詞
蒼子さん
「『最後の七日間 8.5人目・四十一』
「私の周りの人って、なぜか私をのこして死んでしまうのよね」。いつだったか、ユリと二人でいるときに サナエが言った。「もともとリンドウの家は男性が短命なのだけど、これは遺伝子的なもので、どうしようもないんですって。でも、父はそれより先に事故で亡くなるし、血縁のない旦那まで早くに死んじゃうとは思わなかったわ。ほかにも……」。そう言いかけて口を閉じる。悲哀に満ちた横顔に、なにも言えなかった。「もう私にはイチカだけ。ユリちゃんも、私と仲良くしてたら、危ないかもよ」。最後は冗談めかした口調だったが、今にして思えば、本気の言葉だったのだろう。――その通りになってしまった。
リンドウは黙ったままだった。その間に信号が青に変わり、サナエがこちらに向かって歩いてくる。「サナエさん……」。ユリの声にも リンドウの視線にも気付かぬまま、サナエは二人の間を抜けて、病院のほうへと去っていった。「……そうか、君はあの子の友人だったね」。彼女の姿を見送って、ようやくリンドウが口を開く。「だけど、なぜ私とあの子の関係を知っているんだい? 誰から聞いた?」「質問しているのは、私」「なるほど」。頷いて、再び赤になった信号を気にすることなく、車が行き交う交差点に足を踏み入れる。そのためらいの無さに、『子どもの たったひと言を真に受けて、海に飛び込んだんだ』。いつか聞いたサクラの声が蘇る。あとで調べたことによると、現実世界ではリンドウの死は、事故として処理されたらしい。だから同じリンドウでも、彼女の話に出て来た父親と、自殺して死神になったはずの彼が 結びつかなかった。「質問の答えだけどね」。唐突にリンドウが振り返った。「あの子にとって私は必要なくなったから、私が生きる理由もなくなった。だから、退場させてもらったんだ」。そう言って、向こう側へと また歩き出す。なにも言えないまま、ユリはリンドウの背中に向かって 走り出していた。つづく」
コメント
織田さんこんにちは。
死神シリーズ8.5人目の41話をリクエストさせていただきます。
今回もユリ視点で、登場人物はユリとリンドウ、回想シーンで早苗とサクラです。
長さと内容に問題がなければ、よろしくお願いいたします。
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『最後の七日間 8.5人目・四十一』
「私の周りの人って、なぜか私を遺して死んでしまうのよね」
いつだったか、百合と二人でいるときに早苗が言った。
「もともと林堂の家は、男性が短命なのだけど、これは遺伝子的なものでどうしようもないんですって。でも父はそれより先に事故で亡くなるし、血縁のない旦那まで早くに死んじゃうとは思わなかったわ。他にも……」
そう言いかけて口を閉じる。悲哀に満ちた横顔に、何も言えなかった。
「もう私には一花だけ。百合ちゃんも私と仲良くしてたら危ないかもよ」
最後は冗談めかした口調だったが、今にして思えば、本気の言葉だったのだろう。
――その通りになってしまった。
リンドウは黙ったままだった。
その間に信号が青に変わり、早苗がこちらに向かって歩いてくる。
「早苗さん……」
ユリの声にも、リンドウの視線にも気付かぬまま、早苗は二人の間を抜けて、病院の方へと去っていった。
「……そうか、君はあの子の友人だったね」
彼女の姿を見送って、ようやくリンドウが口を開く。
「だけど、なぜ私とあの子の関係を知っているんだい? 誰から聞いた?」
「質問しているのは、私」
「なるほど」
頷いて、再び赤になった信号を気にすることなく、車が行き交う交差点に足を踏み入れる。そのためらいの無さに、
『子供のたった一言を間に受けて、海に飛び込んだんだ』
いつか聞いた、サクラの声が蘇る。
後で調べたことによると、現実世界ではリンドウの死は事故として処理されたらしい。だから同じリンドウでも、彼女の話に出て来た父親と、自殺して死神になったはずの彼が結びつかなかった。
「質問の答えだけどね」
唐突に、リンドウが振り返った。
「あの子とって私は必要なくなったから、私が生きる理由もなくなった。だから退場させてもらったんだ」
そう言って、向こう側へとまた歩き出す。
何も言えないまま、ユリはリンドウの背中に向かって走り出していた。
つづく