2022/9/11(日)第119回 織田優成ツイキャス音声配信リクエスト台詞募集!
9月4日(日)に行われた「第118回 織田優成のVoice Only配信」にお越しいただき、ありがと三角でした!
アーカイブはこちら↓ メンバーシップの方のみ、自由にご視聴できます。
2022/9/4(日)第118回 織田優成ツイキャス音声配信 ダイソーで売っているタイ産のパイナップルナタデココジュース 前編
2022/9/4(日)第118回 織田優成ツイキャス音声配信 ダイソーで売っているタイ産のパイナップルナタデココジュース 後編
毎週日曜日21:30から1時間枠でお送りしている、わたくし織田優成のツイキャスによるメンバーシップ限定の音声&動画配信は、メンバーシップ限定配信と言っておきながら最初の15分間だけは無料枠。つまり誰でも視聴&コメント可能です。ちなみに、毎月最後の日曜日配信や、僕が演じたキャラクターの誕生日配信、たまにやるゲリラ配信は最初から最後まで無料で視聴できます!
この「ツイキャス」は、ツイキャスアプリをダウンロードせずにインターネットのブラウザでも視聴可能。リンクをクリックすればスマホやPCですぐに視聴できまので、ぜひ、いらしてください(^^)。ただし、スマホで視聴する場合はインターネットブラウザよりもアプリを利用したほうが視聴もコメントもしやすいそうです。
第118回のリクエスト台詞
第118回は、いつものように最初の15分だけ無料配信で、残りの45分はメンバーシップ限定配信の通常配信でした。リクエストは3つあり、無料枠で鈴原さんの早口言葉、メンバーシップ枠で蒼子さんの「最後の七日間 七人目・六」、おむぅさんの「一日の終わりに対する言葉」を演じました。
昨年の4月にメンバーシップ会員制度を始めてからの配信は、全てアーカイブに保存していつでも視聴できるようにしています。ぜひ、月額700円のメンバーシップ制度に登録して、リアルタイムの限定配信、そしてアーカイブをご活用ください!
第119回のリクエスト台詞募集
ということで次回のリクエスト募集です。次回第119回は、9/11(日)21:30からが配信予定。この回も、最初の15分だけが無料配信で残りの45分はメンバーシップ限定配信という通常配信です。リクエスト台詞は尺の長さによりますが、5~6個は受けられます。そして、そのリクエストは、メンバーシップ会員じゃなくてもリクエスト可能です。ただ、メンバーシップ限定枠で演じた場合、メンバーしか聴けませんが(^^;。ということで、リクエストをご希望の方は「リクエスト台詞に関する注意事項」をお読みになり、この記事のコメント欄にセリフ、ナレーション、朗読などの僕に読んでほしい文章を書き込んでください(^^)。
リクエスト台詞に関すること以外にも、ご意見・ご要望があれば、ご連絡ください。ご期待に添えられるかは分かりませんが、善処いたします(^^)/。
第119回のリクエスト台詞
2022/9/11(日)
蒼子さん
「『最後の七日間 七人目・七』
「――少し喋り過ぎてしまった」。レンヤとの会話を一方的に打ち切って、彼の前から姿を消した。このままだと 余計なことまで口走ってしまいそうだと思ったからだ。姿を消したといっても、リンドウからはレンヤのことは 相変わらず見えている。対象者の観察をするとき、死神は完全に人間の目には映らないようにすることができた。この状態であれば イチカにも見えないようだ。事実、彼女がこの部屋にいたとき、リンドウに気づいた様子はなかった。レンヤから死神の話を聞かされ 訝しげな表情を浮かべたが、そのあとは彼を元気づけることに徹していた。レンヤにとってイチカという存在は、よほど大きいらしい。彼女の言葉に奮起した彼は すぐにリンドウを呼び出し、昨日までの態度とは一変して、頭を下げてまで 命の火を絶やさない方法を尋ねてきた。実のところレンヤが対象者になる前から、リンドウはイチカのことを知っていた。これまでの対象者の近いところにイチカがいたことが、一度や二度ではなかったからだ。レンヤの経歴を見たとき「またか」と思った。それでも、いつも通り死神の仕事をするだけだと思っていた。それなのに……。
彼女と初めて言葉を交わしたことで、その気持ちが揺らいでしまった。なにより、元はと言えば、彼女の周りに死が集まっているのは 自分のせいなのだ。自分の罰に彼女を、いや、彼女たちを巻き込んでいた。リンドウが最後に人間として生きたとき、彼には家族がいた。妻と娘が一人。娘の名前を早苗といった。イチカは早苗の子だ。自分に家族がいたことも、その家族を置いて自殺したことも、いまだ苦しめていることにも、すべてに顔をそむけていたかった……だけど……『アンタは なにがしたいんだよ』。先ほどの レンヤからの問いが頭をよぎる。「――君と同じだよ、レンヤくん。イチカたちを取り巻く死の連鎖を断ち切ること」。いつの間にか、それがリンドウの目的になっていた。つづく」
コメント
織田さんこんにちは。
今回も死神シリーズ七人目の7話をリクエストさせていただきます。
登場人物は死神リンドウです。そのほか蓮也(レンヤ)、一花(イチカ)、早苗(サナエ)が名前だけ出てきます。
内容が前回の続きですので、出来ましたらメンバーシップ枠で読んでいただきたいです。
長さと内容に問題がなければ、よろしくお願いいたします。
———-
『最後の七日間 七人目・七』
――少し喋り過ぎてしまった。
蓮也との会話を一方的に打ち切って、彼の前から姿を消した。このままだと、余計なことまで口走ってしまいそうだと思ったからだ。
姿を消したといっても、リンドウからは蓮也のことは相変わらず見えている。対象者の観察をするとき、死神は完全に人間の目には映らないようにすることができた。
この状態であれば一花にも見えないようだ。事実、彼女がこの部屋にいたとき、リンドウに気づいた様子はなかった。蓮也から死神の話を聞かされ、訝しげな表情を浮かべたが、そのあとは彼を元気づけることに徹していた。
蓮也にとって一花という存在はよほど大きいらしい。彼女の言葉に奮起した彼はすぐにリンドウを呼び出し、昨日までの態度とは一変して、頭を下げてまで命の火を絶やさない方法を尋ねてきた。
実のところ、蓮也が対象者になる前から、リンドウは一花のことを知っていた。これまでの対象者の近いところに、一花がいたことが一度や二度ではなかったからだ。
蓮也の経歴を見たとき、「またか」と思った。それでも、いつも通り死神の仕事をするだけだと思っていた。それなのに。
彼女と初めて言葉を交わしたことで、その気持ちが揺らいでしまった。
何より、元はと言えば、彼女の周りに死が集まっているのは自分のせいなのだ。自分の罰に彼女を、いや彼女たちを巻き込んでいた。
リンドウが最後に人間として生きたとき、彼には家族がいた。妻と娘が一人。娘の名前を早苗といった。一花は早苗の子だ。
自分に家族がいたことも、その家族を置いて自殺したことも、いまだ苦しめていることにもすべてに顔をそむけていたかった。……だけど。
『アンタは何がしたいんだよ』
先ほどの蓮也からの問いが頭をよぎる。
――君と同じだよ、蓮也くん。
一花たちを取り巻く死の連鎖を断ち切ること。いつの間にか、それがリンドウの目的になっていた。
つづく