アニメX 371〜380
Column VOL.371 声が高くなる その4
一度しかない人生なんだから、クヨクヨ生きるより楽しんだ方が絶対に良い!! っていうのは誰でもわかっているんだけれど、なかなかできないこと。でも、少しずつで良いから、その辺りを日々改良していけば、結果的に良くなるのではないでしょうか? 僕も、声は高いは声優事務所には入れないはで、かなり凹んだ時期がありましたけど、ちょっと視点を変えて自分を受け入れただけで仕事が増え、おかげで楽になりました。
Column VOL.372 声が高くなる その5
でも、どうしても“声が高くなること”を受け入れられない! というので あれば、感情を抑える訓練をしてみてはいかがでしょう? 感情が高まるから声が高くなるのですから、なるべく感情が高まらないように自分をコントロールするんです。冷静さを失うと失敗が増えますから、これをマスターできれば一石二鳥!! 声が高くなるのを抑えられる上に、常に冷静でいられるから失敗や損も減ることに。いかがでしょう?
Column VOL.373 キャスト変更
続いては、「キャストが途中から変更する事があるのはなぜですか? 病気や鬼籍に入られたなどならわかるんですが、そうでないことがあったので。また、代役はどうやって決まるのですか?」。おっしゃる通り、多くは病気やケガ、妊娠・出産による長期休養、そして引退や、お亡くなりになった場合です。そうでない場合は、契約期間の満了がほとんどではないかと思います。
Column VOL.374 キャスト変更 その2
そもそも、一般に番組というものは“全何話”とい うように、始まる前から最終回の時期が決まっています。だいたい1クール=13話という単位で、2クールは半年、4クールで1年となっています。ここ数年は、1クールから2クールが主流のようですね。そのようなわけで、作品に人気が出て延長することになった場合、すでに出演者に次の仕事が決まっていることがあるんです!?
Column VOL.375 キャスト変更 その3
どう してもスケジュール調整が付かない場合は、その出演者の役が転校したり、転勤したり、不慮の事故で亡くなったりと、脚本上で無理矢理、辻褄を合わせるのですが、それができるのはオリジナル作品のみ。原作付きの場合は、そのような非常手段が使えないわけですから、“キャスト変更”という最悪の事態になってしまいます。ちなみにこのことは、続編を作る時にも起こり得ます。
Column VOL.376 キャスト変更 その4
続編の場合はスケジュール以外に、金銭面や年齢的なことで問題になることが!? まずは金銭面ですが、人気と経験が上がればギャランティが上がるのも当然のこと。その時に、どうしても金銭面で折り合いを付けることができなければ、この場合も同じくキャスト変更となってしまいます。また年齢的なことですが、数カ月ほどなら問題ないのでしょうが、数年も経ってしまうと体力的な衰えや病気や事故の後遺症などが生じます。
Column VOL.377 キャスト変更 その5
歳を取ったことで、当時はできていたことができなくなったり、 出ていた声が出なくなったり……。キャラクターのイメージを壊すことになるのならば、出演者が自ら身を引いてしまう。そういうことも起こり得ます。と、いろいろ書いて来ましたが、それ以外の理由はと尋ねられると……、何か関係者しか知ることのできない事情があったのではないでしょうか? 残念ながら、そこまでは僕にはわかりません(^^;。
Column VOL.378 キャスト変更 その6
でも、オンエア中のキャスト変更というのは滅多にないことですから、病気やケガ、鬼籍に入られたという理由がほとんどでしょうね。さて、もう一つの質問である代役ですが、これはキャラクターのイメージを壊さないために、似たような声質の人が選ばれます。いないこともあるし、いたとしてもスケジュールが合わないこともあるので、その場合はスケジュール優先で決まることに。
Column VOL.379 キャスト変更 その7
また、代役が短期の場合は元のキャストに戻るのですが、あまりにも長期の場合は、そのまま代役の人に引き継がれるようです。しかし長期休養といっても、 その内容を公表することもあれば、しないことも。さらに収録後、半年、1年経ってからオンエアされる作品も存在します (^^;。質問をくださった方が気になった作品も、もしかしたら、このような理由だったのかもしれませんよ。
Column VOL.380 友達
さぁ、続いての質問は、「作品で一緒だった声優さん同士は、作品完成後も交流はあるんですか?」。友達と言えるほど親しくなれば、プライベートで飲んだり遊びに行ったりしますから、作品完成後も交流はあります。でも、そこまで親しくならなければ、交流と言えるほどのものはないですね(^^;。次にスタジオなどで会った時に、「お久しぶりです」という挨拶を交わすくらいでしょうか。