アニメX 361〜370
Column VOL.361 自分の声
お次は、「自分の声を録音して聞くと、鼻が詰まったように聞こえて仕方がないんです。織田さんは、普段自分の耳で聞いてる声と録音された声が違う! と思ったことはありますか?」。ありますよ〜。というか、いつもそうですし、誰でもそうです。ハッキリ言ってしまうと、スピーカーから流れる録音した声が、本当の声です。というのも自分の声というのは、耳だけで聞いているのではないからです。
Column VOL.362 自分の声 その2
録音をせずに、今まさに自分が喋っている声を自分の耳で聞くということは、耳と同時に身体の内側からも聞いていることになるの、わかりますよね? しかし、自分の声を録音したものをスピーカーから聞いた場合は、耳からだけしか聞くことができません。だから、いつも自分の耳で聞いている声と違うように聞こえるんです。はじめは戸惑いますが、その内、慣れて平気になりますよ〜(^^)。
Column VOL.363 ホームページを作ったきっかけ
続いては、「ご自分でホームページを運営されていますが、作ったきっかけを教えてください」。いろいろあるんですけど、単刀直入に言ってしまうと、「もし、僕にファンがいるならば、気軽に楽しく交流したい!」というのがきっかけで した。あまり知られていないと思いますが、僕は事務所に所属していない“フリー”という形でこの世界に足を踏み入れました。
Column VOL.364 ホームページを作ったきっかけ その2
ナレーションがメインで、たまに企業ビデオの俳優、イベントや結婚式の司会などをしていたのですが、その内、声優としての仕事をいただくようになり、気が付けば主役まで。何本か主役をやらせていただいたのですが、それでも声優仕事は年に数本。しかも、相変わらず事務所に所属できないフリーの身。いろいろな声優事務所を廻ったんですけど、どこも入れてくれなかったんですよね。
Column VOL.365 ホームページを作ったきっかけ その3
そんなわけで、相変わらず年に数本しかアニメに出演できないし、テレビ局の番組宛にファンレターを送るという勇気ある行動をとってくださった1名の方以外からファンレターが届くことはなかったので、自分にファンがいるなんて思っていなかったんです。ところが、パソコン通信からインターネットに移行し始めた1998年、昨年に引き続き、NHKのラジオドラマに出演したところ……。
Column VOL.366 ホームページを作ったきっかけ その4
2週間のオンエアが終了してしばらく経って、 NHKのラジオドラマ・スタッフの方から番組宛のお便り全部のコピーをいただいたんです。見ると、番組の感想やスタッフさんへの要望、イラストなどの中に、 「ファンレターの送り先がわからないので」という僕への熱いメッセージが何通も!? すっごく嬉しくて、何とかして、そういった人たちと交流したいなぁ、 と思いまして。
Column VOL.367 ホームページを作ったきっかけ その5
今と違い、簡単にホームページを作れるソフトもサービスもなかったのですが、 個人でもホームページを作る人が増えて来ていたので、「自分にもできるかも?」と試行錯誤の末、1999年の1月に何とか完成! それから9年弱。ありがたいことに訪れてくださる方がいるおかげで続いています。とまぁ、以上がきっかけでした! でも、このことがなかったら、面倒臭がり屋の僕がホームページを作ることはなかったでしょうね(笑)。
Column VOL.368 声が高くなる
さて、お次の質問は、「僕は感情が高まると声がとても高くなってしまいます。 どうしたらいいでしょうか?」。どのくらい声が高くなるのかわからないのですが、基本的に誰でも感情が高まると声は高くなります。質問をくださった方は悩んでいるのですし、“とても”と書いていますから、他の人よりも高いのでしょう。しかし、他の人と変わらないのに本人だけが悩んでいる“思い込み”の可能性も残されています。
Column VOL.369 声が高くなる その2
僕が一番良いと思うのは、ありのままの自分を受け入れること。 周りにからかわれたりして恥ずかしい思いをしているのかもしれませんが、それは自分の「感情が高まると声が高くなる」という特徴を受け入れずにコンプレックスになっているから。「これが俺なんだ!」と開き直れば、周りのことも気にならなくなります。そうすると、反応が返って来ないから周りも面白くなく、からからかうのをやめてしまうはず。
Column VOL.370 声が高くなる その3
なんでもそうですが、コンプレックスに感じていることを素直に受け入れると、周りも認めてくれるし、何より自分が楽になります! 僕も自分の高い声がイヤで、なんとか低くしようと努力しましたが、声って訓練次第で高くはなるけど低くはならないとか。年齢による衰えで少しは低くなりましたが、自分の理想には……(^^;。そこで高い声を受け入れ、自分の声に合ったナレーションを模索中です。