アニメX 351〜360
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301〜310 311〜320 321〜330 331〜340 341〜350 351〜360 361〜370 371〜380 381〜386  番外編

Column   VOL.351 感性を高める その2
 よく、「どんなレベルのモノでも良いから、とにかく芝居を観ろ! どんなモノ からでも得るものがある」ということを聞きますが、僕はそれを、いまだに理解できていません(^^;。その言葉を信じて、限られたお金で多くの芝居を観ようと、素人の小劇団ばかり観たのですが、得たものは、時間とお金を無駄に使ったということだけでした。そこで考えを改め、世間で評価の高い、もちろん料金も高い芝居を観てみたんです。

Column VOL.352 感性を高める その3
 すると、それまでとは一転、かなり多くの事を学びました。付き合いなどで稚拙な小劇団を今でも観ることはあるのですが、学ぶことは……(^^;。ですから僕は、「まず評価の高いモノを観ろ! そして、 自分なりに線引きができるようになってから、様々なレベルのモノを観ろ!!」と言いたいですね。それは、モノの善し悪しを理解できない段階でレベルの低いものを観ても、何も得られないと思っているからです。

Column VOL.353 感性を高める その4
 美術品の鑑定や偽ブランド品の真贋など“ホンモノ”を見極める鑑定家も、「まず、わからなくて良いから、ホンモノを観ること」と言っています。それと同じで、役者=表現者も評価の高い芸術作品に接することで、自分の感性が磨かれる……と、僕は考えています。ですから、常に自分の感性を刺激するべく、舞台や映画、美術品、小説などに触れて、自分を高めるよう努力しています。

Column VOL.354 感性を高める その5
 また、“演ずる”ということは、自分以外の人格を表現するということですよね。そうすると、実体験を伴わない人格の場合、かなりの想像力が要求されます。想像が貧困で与えられた人格を創造できないと、“使えない”というレッテルを貼られてしまいます(;_;)。プロとして与えられた仕事を全うするためにも、普段から小説を読み、映画を観、人間観察などをしておくことは有用です。

Column VOL.355 感性を高める その6
 あらゆる人格に「感情移入」し「追体験」をしておけば、自然と自分の抽き出しは増えるものです。仮に「感情移入」までせず、様々な人格を客観的に見つめるだけでも、それは十分です。不断の努力により、できる限り多くのことを吸収して役作りに利用する。それが役者です。ですから、このような理由からも、役者は映画や舞台、テレビ、ビデオ、DVDを観て、小説、漫画、雑誌などをよく読みます!

Column VOL.356 どんな気持ち?
 続いては、「『優成さんの演じたキャラのことが大好き!』と言われるのは、どんな気持ちになりますか?」。正直言って、嬉しいです(*^^*)。声優の仕事って初めに“絵”ありきで、キャラが良ければ誰が演じてもそれなりの人気になるのが多いじゃないですか。ですから、自分の実力だけで評価されるわけではないので、諸手を上げて喜ぶことはできません。

Column VOL.357 どんな気持ち? その2
 でも、声+演技という、その何分の一かは確かに僕の力。そこも考慮に入れて 「好き」と言ってくださるのですから、素直に喜んでいます。でも、特に人気作品の場合は売れるのが当たり前のような感じですので、喜びの度合いとしては低いですね。ですから逆に、マイナーな作品や、メジャーだけど評価の低かった作品のキャラだと、その作品を知ってくれているだけで、すごく嬉しくなります (^^)。

Column VOL.358 苦手な言葉
 さて、お次は、「苦手な言葉とかありますか? 私は『〜させて』とかサ行が苦手です」。もちろんありますよ〜。しかも、いっぱい(笑)。僕も『〜させて』は苦手ですね。特にサ行が苦手なわけではないんですけど、この『〜させて』は言いづらい。これの苦手な人は結構多く、というか誰でも苦手みたいで、よくテレビから『〜さして』と聞こえてきます。かくいう僕も、たまにその1人だったりします(^^;。

Column VOL.359 苦手な言葉 その2
 スローテンポでは言えるのに、ハイテンポだと『〜さして』になってしまうんですよね……。また、言えているんだけど自分の中では微妙なのが『られる』。OKをいただけるということは、僕が気にするほどひどくはないようですが、なんかしっくりしないんですよね。あとは、母音が続く言葉。地名の「カナダ」とか人名の「真田(さなだ)」、電話番号の「七七七七(なななななななな)」とか。これは、もうイヤです。

Column VOL.360 苦手な言葉 その3
 テイク(録り直し)2〜3回でOKをいただけるので助かっていますけど、1回目で言えるかどうかは疑問です(笑)。あと、地名の「コロラド州」も苦手ですね。口の廻りや舌の動きが鈍い時なんか、もう最悪。前もって原稿をいただけると練習できるんですけど、当日渡しが多いので何が出るか……。それらに対応すべく、毎日、活舌の訓練をしているんですけど、まだまだ精進が足りないようです(;_;)。