2022/3/27(日)第95回、織田優成ツイキャス配信リクエスト台詞募集!

3月20日(日)に行われた「第94回 織田優成のVoice Only配信 前編後編」にお越しいただき、ありがと三角でした!

アーカイブはこちら↓ メンバーシップの方のみ、自由にご視聴できます。
220320(日)第94回 織田優成ツイキャス配信 ジョンとメアリーにワァ~オ♥ 前編
220320(日)第94回 織田優成ツイキャス配信 ジョンとメアリーにワァ~オ♥ 後編

毎週日曜日21:30から1時間枠でお送りしている、わたくし織田優成のツイキャスによるメンバーシップ限定の音声&動画配信は、メンバーシップ限定配信と言っておきながら最初の15分間だけは無料枠。つまり誰でも視聴&コメント可能です。ちなみに、毎月最後の日曜日配信や、僕が演じたキャラクターの誕生日配信、たまにやるゲリラ配信は最初から最後まで無料で視聴できます!

この「ツイキャス」は、ツイキャスアプリをダウンロードせずにインターネットのブラウザでも視聴可能。リンクをクリックすればスマホやPCですぐに視聴できますので、ぜひ、いらしてください(^^)。ただし、スマホで視聴する場合はインターネットブラウザよりもアプリを利用したほうが視聴もコメントもしやすいそうです。

第94回は、いつも通り最初の15分は誰でも視聴できる無料枠。ここでエビカニダメマンさんの甘いセリフリクエストを演じ、残り45分のメンバーシップ限定配信で、もつみさんの「すみません、みんでウノやろうってことになったんですけど その7」、蒼子さんの「最後の七日間 四人目」、おむぅさんの「アメイジング・ショッピング」を演じました。

昨年の4月にメンバーシップ会員制度を始めてからの配信は、全てアーカイブに保存していつでも視聴できるようにしています。ぜひ、月額700円のメンバーシップ制度に登録してアーカイブをご活用ください!

ということで次回のリクエスト募集です。次回、第95回は3/27(日)21:30からが配信予定。早いもので、3月の最終日曜日となりました。なので、いつもの15分だけ誰でも聴ける無料枠ではなく、1時間全部が無料枠。その代わり、リクエスト台詞は一つだけになりますことをご了承ください。リクエストご希望の方は「リクエスト台詞に関する注意事項」をお読みになり、この記事のコメント欄にセリフ、ナレーション、朗読などの僕に読んでほしい文章を書き込んでください(^^)。

リクエスト台詞に関すること以外にも、ご意見・ご要望があれば、ご連絡ください。ご期待に添えられるかは分かりませんが、善処いたします(^^)/。

2022/3/27(日)
蒼子さん
「『キューピー』 夢野久作
アメリカ生まれのキューピーがいなくなったので、おもちゃ箱の中は、大変な騒ぎが始まりました。日本のダルマさんが 向う鉢巻でタワシ細工の熊に乗って、いの一番に飛び出す。あとから、ドイツ生まれのブリキの兵隊が、木造りの自動車で駈け出す。フランス生まれの道化人形は、イギリス生まれの眠り人形と一緒に、そのあとから走り出す。みんな出て行って、おもちゃ箱は空っぽになりました。
ダルマさんが 敷居のところを通りかかったネズミに、キューピーさんはどこへ行ったか知らないかと尋ねますと、ネズミはチューチューと笑いながら、「それはきっと、このごろ この家へ来た小さな三毛猫が、おもちゃに持って行ったのだろう」と言いました。
ソレッと言うので、縁側で日なたぼっこをしている三毛猫を捕まえて、ダルマさんが睨みつける。兵隊さんが剣付き鉄砲を突きつけて、キューピーをどうしたかと聞くと、三毛猫はビックリして顔を撫でて、「イイエ、ニャンにも知りません。私はお嬢さんの帯だの鞠だのは おもちゃにしましたが、まだキューピーは おもちゃにしたことはありません。おおかたそれは、ネズミさんが私をここから追い出すために、そんな悪いことをしたのでしょう」と言いました。
みんなは なるほどと気が付いて、すぐに天井裏へかけ上って 方々を捜しますと、隅っこのほうでキーキーピイピイ泣く声が聞こえますので、ソレッと言って はせつけました。見ると かわいそうに、キューピーはお腹も なにもピシャンコになって、青い眼を泣き腫はらして寝ています。みんなは大喜びで連れて帰って、寄ってたかって介抱をして、もとの通りにふくらましてやりました。
三毛猫は、その後 大きくなって、家中のネズミをみんな捕って、殺してしまいました……」。

コメント

  1. 蒼子 より:

    織田さんこんにちは!
    今週は朗読のリクエストをさせていただきます。
    夢野久作の『キューピー』なんですが、おもちゃたちのかわいい話かと思いきや、ラストの後味の悪さに惹かれて、何度も読み返している作品です。
    選ばれた際にはよろしくお願いいたします。
    ———–
    『キューピー』 夢野久作
     アメリカ生まれのキューピーがいなくなったので、おもちゃ箱の中は大変なさわぎがはじまりました。日本のダルマさんが向う鉢巻でタワシ細工の熊に乗っていの一番に飛び出す。あとから独逸(ドイツ)生まれのブリキの兵隊が木造りの自動車で駈け出す。仏蘭西(フランス)生まれの道化人形は英国生まれのねむり人形と一緒にそのあとから走り出す。みんな出て行っておもちゃ箱は空っぽになりました。
     ダルマさんが、敷居の処を通りかかった鼠に、キューピーさんはどこへ行ったか知らないかと尋ねますと、鼠はチューチューと笑いながら、
    「それはきっと、この頃この家へ来た小さな三毛猫がおもちゃに持って行ったのだろう」
     と言いました。ソレッと言うので、縁側で日なたぼっこをしている三毛猫を捕まえてダルマさんが睨みつける。兵隊さんが剣付き鉄砲を突きつけて、キューピーをどうしたかと聞くと、三毛猫はビックリして顔を撫でて、
    「イイエ、ニャンにも知りません。私はお嬢さんの帯だの鞠だのはおもちゃにしましたが、まだキューピーはおもちゃにしたことはありません。おおかたそれは鼠さんが私をここから追い出すためにそんなわるい事をしたのでしょう」
     と言いました。
     皆は成る程と気がついて、直ぐに天井裏へかけ上って方々を捜しますと、隅っこの方でキーキーピイピイ泣く声が聞こえますので、ソレッと言って馳せつけました。
     みるとかわいそうに、キューピーはお腹も何もピシャンコになって、青い眼を泣き腫はらして寝ています。みんなは大喜びで連れて帰って、寄ってたかって介抱をして、もとの通りにふくらましてやりました。
     三毛猫はその後大きくなって、家中の鼠を皆捕って殺してしまいました。

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