有馬の事典 さ



さ行

サイトカイン  サイトカインとは、血液中に含まれている免疫タンパク質で、細胞間の情報を伝達する分子のことをいう。免疫を調整したり、ウイルスに感染した細胞にダメージを与えたり、細胞の増殖や分化といった機能を持っている。
さるぼぼ  猿の赤ちゃんという意味。平安時代の昔、宮中では安産のお守りとして天児(あまがつ)人形を置く風習がありました。その人形が長い年月を経て庶民層まで伝わってきたのが、飛騨の“さるぼぼ”と考えられています。その後、嫁ぐ娘に母親が作って持たせたり、子供のおもちゃとして作られるようになりました。今では猿(えん=縁)があるようにと、安産、魔除け、夫婦円満のお守りになっています。
GnRH  GnRHとは、Gonadotropin releasing hormoneの略で、「性腺刺激ホルモン放出ホルモン」のこと。

 下垂体から分泌されるFSH(Follicle stimulating hormone=卵胞刺激ホルモンまたは濾胞刺激ホルモン)とLH(Luteinizing hormone=黄体形成ホルモンまたは黄体化ホルモン)を合わせて、性腺刺激ホルモン(ゴナドトロピン)といい、その分泌をコントロールする視床下部からのホルモンのことを指す。
Jリーグ  Jリーグは日本プロサッカーリーグの総称。93年にサッカーがプロ化され、Jリーグが発足。1993年5月15日に開幕戦が行われた。1993年発足時の加盟クラブは以下の10クラブ。

鹿島アントラーズ
浦和レッドダイヤモンズ
ジェフユナイテッド市原
ヴェルディ川崎
横浜マリノス
横浜フリューゲルス
清水エスパルス
名古屋グランパスエイト
ガンバ大阪
サンフレッチェ広島

 J リーグの開始に合わせ、試合経過、試合結果および各クラブの最新情報などを提供するJリーグ公認テレホンサービス「J's GOAL」がスタート! 記念すべき初代ナビゲーターの1人として活動し、メインパーソナリティ、レポーター、原稿&コラム執筆、インタビューなどを1年間に渡って担当。通信手段の進化によりインターネットが普及したことでテレホンサービスは終了し、現在はJリーグ公認ファンサイト「J's GOAL」へと姿を変えました。
 このテレホンサービス「J's GOAL」が、デビュー14ヶ月目にして初めて手に入れた僕のレギュラー第一号! サービス開始当初、喋りができるスタッフは僕と福田英次さんのみ。福田さんはレポーターとして試合会場へ飛び、音声でレポート。僕は東京のスタジオに入って、残り4試合の会場から届く情報を原稿に起こして音声収録。しかし、 この方式だと、せっかくの速報が意味を成さないことに……。数ヵ月後にはレポーターが追加され、ほぼリアルタイムで配信できるようになりました!! 僕の卒業後、メインパーソナリティは福田さんが引き継ぎ、福田さんの後任レポーターとして肥後誠(現・肥後マコト)君が参加。僕の最後の日に見学に来た肥後君とは、数年後にアニメ の仕事で再会! それ以来、仲の良い呑み&遊び友達として、今でも付き合いが続いています(^^)。
 そうそう、この仕事がきっかけで、宮城県仙台市立大和小学校時代の同級生・見田雅之が、「ガンバ大阪」でJリーガーとして活躍していることを知り、十数年ぶりに付き合いが復活! したものの、3年ももたず自然消滅……。

 ちなみにJリーグはその後、18クラブまで増やすということで、毎年、参加クラブが新規加入し、1994年にジャパンフットボールリーグからベルマーレ平塚とジュビロ磐田が加わり12クラブ。1995年に、昨シーズンのジャパンフットボールリーグで上位2位までに入ったセレッソ大阪と柏レイソルが加わり14クラブ。1996年にアビスパ福岡と京都パープルサンガが加わり16クラブ。1997年にヴィッセル神戸が加わり17クラブ。1998年にコンサドーレ札幌が加わり18クラブとなり、1999年からはJリーグ ディビジョン1、Jリーグ ディビジョン2の2部制に変更され、J1からJ2への降格、J2からJ1への昇格という入れ替え制度が行われている。
 さらに、発足時から加盟していた横浜フリューゲルスが1998年に消滅。翌1999年に横浜マリノスへ吸収され、横浜マリノスのクラブ名が「横浜F・マ リノス」に変更された。2011年現在、Jリーグ加盟クラブで消滅した唯一のクラブである。

 2011年現在、日本国内の28都道府県に38のプロサッカークラブが加盟し、J1に18クラブ、J2に20クラブが所属している。
自主規制  自主規制とは、権力の介入や干渉の前に、個人や団体が自主的にその活動を規制すること。現状の状態でそのまま放置すると、社会的な批判を浴びる、公権力の介入を招く、法令や行政機関などの規制が科せられる、などの恐れがある際に行われる回避手段の一つ。

 放送禁止用語・差別用語に指定されていないが、それに順ずる言葉にあたる恐れがある場合、台詞や原稿を別の言葉に置き換える「自主規制」が取られることがある。
ジャンボーグA  「ジャンボーグA」は、グロース星人の地球侵略による戦いで地球防衛隊PAT隊長の兄を亡くした主人公・立花ナオキが、エメラルド星人から贈られたロボット「ジャンボーグA」でグロース星人のロボット怪獣と戦いを繰り広げる特撮ヒーロー番組。27話からは軽自動車のホンダ・Zから変形するロボット・ジャンボーグ9(ナイン)も登場し、ナオキがAと9を使い分けることとなった。ちなみにAはセスナ機から変形。

 1973/01/17〜12/29に毎日放送系で放映された円谷プロ10周年記念企画作品で、全50本。#1〜28は毎週水曜19:00〜19:30。 #29〜50は毎週土曜19:00〜19:30。ちなみに円谷プロ10周年記念企画作品はほかに「ウルトラマンタロウ」「ファイヤーマン」の2本があり、タイトルに「円谷十周年記念作品」と入るのは「ファイヤーマン」のみ。

 主人公・立花ナオキ役を演じた立花直樹は、「ジャンボーグA」の2年後、等身大ヒーローの「ザ・カゲスター」で、主人公の姿影夫ことカゲスターも演じている。ちなみに3〜25話でジャンボー グAの声を子門真人が担当。また、「うる星やつら」の諸星あたる、「ドラゴンボール」のピッコロ、「ワンピース」のエース役で有名な声優・古川登志夫が工員役として顔出し出演しているほか、20話で着ぐるみ役者としてダンプコングに 入っている。
周年産地  周年産地とは、1年を通して、あるものが生産される土地および地域のこと。

ネギを例にすると、

北海道6〜11月
新潟県9〜12月
福島県12〜3月
群馬県4〜10月
茨城県・周年(1年中収穫可能)
埼玉県6〜3月
千葉県・周年(1年中収穫可能)
鳥取県・周年(1年中収穫可能)
福岡県4〜9月
大分県5〜3月

と、上記の期間が収穫期になっているため、1年中収穫できる茨城、千葉、鳥取が周年産地となる。
シュンペーター  シュンペーター/Joseph Alois Schumpeter(1883〜1950)。ヨセフ・アロイス・シュンペーター、またはヨーゼフ・アーロイス・シュンペーターは、ケインズと並ぶ20世紀前半最大の経済学者の1人。オーストリア出身だがナチスに追われ渡米。企業の機能と技術革新を重視して独自の理論を築いた。著書に「経済発展の理論」 「景気循環論」などがある。

 シュンペーターの唱える理論の中心概念は「イノベーション」。イノベーションとは、経済活動において旧方式から飛躍して新方式を導入すること。日本語で は「技術革新」と訳されるが、正確には技術の分野に留まらず、シュンペーターは以下の5類型を提示している。

1・新しい財貨の生産
2・新しい生産方法の導入
3・新しい販売先の開拓
4・新しい仕入先の獲得
5・新しい組織の実現(独占の形成やその打破)
乗駕  乗駕(じょうが)とは、乗り合い行動。つまり、乗ったり乗られたりすること。そこから 転じて、酪農の専門用語として牛の発情要素の1つ「牛の交配」を指す。主に牛に使われているが、豚に使用することもある。
情操教育  情操教育とは、豊かな感受性、創造的・批判的な心情、積極的・自主的な態度などを育て 養う教育の総称。

 具体的には、暗記といった詰め込み式の数学、理科、社会などの対極の位置にある道徳、図工・美術、音楽、保健体育などを指す。福祉体験やボランティア、 地域社会の中での勤労体験学習も、広い意味での情操教育の一環と位置づけられている。
星方武侠アウトロースター  「星方武侠アウトロースター」は、「ウルトラジャンプ」(集英社)連載の伊東岳彦原作のスペースオペラ漫画。サンライズ制作でアニメ化もされ、1998年1月8日から1998年6月25日にかけてテレビ東京で放送された。

監督:本郷みつる メインキャラクター原案:幡池裕行 キャラクターデザイン:齋藤卓也 メカデザイン:石垣純哉 空想科学設定:堺 三保 シリーズ構成:千葉克彦 音響監督:三間雅文 プロデューサー:横山真二郎、古里尚丈
出演:渋谷 茂、松本梨香、川澄綾子、宮村優子、紗ゆり、土師孝也、ほか。

 声優として出演することはありませんでしたが、ライターとして富士見書房「無法者の記録−星方武侠アウトロースター」、「星方武侠アウトロースター DVD-BOX」のブックレットの執筆に参加しました(^^)。富士見書房から出版されたドラゴンマガジン編集部編「無法者の記録−星方武侠アウトロース ター−」に掲載した僕の文章を読みたい方は、「星方武侠アウトロースター」 へ!
石油危機  石油危機とは、原油価格の引き上げや原油生産の削減などで起こる経済問題。「オイルショック」とも言われ、日本では第4次中東戦争による1973年と、イラク革命による1979年の2度起こった。

現在、

1・BRICs(ブラジル、ロシア、インド、中国)と呼ばれる新興国の経済発展による原油需要の増加
2・地政学的リスクを背景にした原油先物市場における思惑買い
3・原油産出国の生産能力の停滞
4・余剰マネーによる投機的資金の流入

など、上記4つの理由により、2004年以降、原油価格が高騰。2008年2月には、ニューヨークの商業取引所の原油先物市場で1バレル=100米ドルを 突破した。そのため「第三次石油危機」と呼ぶ者もいる。