第90回、織田優成ツイキャス本配信リクエスト台詞募集! テーマは ❝ねこ❞

2月13日(日)に行われた「第89回 織田優成のVoice Only配信」にお越しいただき、ありがと三角でした!

アーカイブはこちら↓ メンバーシップの方のみ、自由にご視聴できます。
220213(日)第89回 織田優成ツイキャス本配信 今日のリクエスト台詞は良作揃い! じっちゃんは、いつも一人(^^) 前編
220213(日)第89回 織田優成ツイキャス本配信 今日のリクエスト台詞は良作揃い! じっちゃんは、いつも一人(^^) 後編

さて、毎週日曜日21:30から1時間枠でお送りしている、わたくし織田優成のツイキャスによるメンバーシップ限定の音声&動画配信は、最初の15分間だけは無料枠。誰でも視聴&コメント可能です。ちなみに、毎月最後の日曜日配信や、僕が演じたキャラクターの誕生日配信、たまにやるゲリラ配信は最初から最後まで無料枠です!

ツイキャスは、ツイキャスアプリをダウンロードせずにインターネットのブラウザでも視聴可能。リンクをクリックすればスマホやPCですぐに視聴できますので、ぜひ、いらしてください(^^)。ただし、スマホで視聴する場合はインターネットブラウザよりもアプリを利用したほうが視聴もコメントもしやすいそうです。

第89回配信は通常枠のため、はじめの約15分が無料枠で、残り約45分がメンバーシップ限定枠。無料枠でおむぅさんと鈴原さんの短い台詞を2つ、メンバーシップ限定枠でまるさんの「神サマのモノロジー」、蒼子さんの「最後の七日間 二人目」、もつみさんの「すみません、みんなでウノやろうってことになったんですけど その4」の合計5つを演じました。

昨年の4月にメンバーシップ会員制度を始めてからの配信は、全てアーカイブに保存していつでも視聴できるようにしています。リアルタイムで視聴できなかった&何度でも視聴したい方は、ぜひ、有料のメンバーシップ制度に登録してアーカイブをご活用ください!

ということで次回のリクエスト募集です。次回、第90回は2/20(日)21:30からが配信予定。この日は、偶数月恒例、テーマ回。今回のテーマは2/22が❝にゃんにゃんにゃん❞で「猫の日」ということで「猫(ねこ、ネコ)」。セリフ、お話、ダジャレ、早口言葉など、ネコに関する文章をリクエストください(^^)。ニャンとも素敵な文章を、お待ちしてるニャ!

また2/20は、わたくし織田優成が演じた愛しのキャラクター「しゅごキャラ!」のあむちゃんのお父さん、日奈森紡(ひなもり・つむぐ)の誕生日でもあるので、バースデー配信も行います! なので、15分の無料枠でお誕生会、45分のメンバーシップ限定配信でリクエストを演じます。リクエスト台詞をご希望の方は、この文章を最後までお読みになってルールを理解した上で、コメント欄にセリフ、ナレーション、朗読などの僕に読んでほしい文章を書き込んでください(^^)。

ここ最近のリクエストを見るとストーリー形式の長い台詞が多いですけれど、ひと言などの短いものでも大丈夫です。過去には「お風呂が沸きました」「大丈夫だよ」「美術室 技術室 手術室 美術準備室 技術準備室 手術準備室」「大根おろしで顔洗っちゃだめ!!!」などもありますし、著作権の切れた詩の朗読などもありました。「自分には文章力がないから……」と尻込みする必要はございませんので、お気軽にリクエストください(^^)。

また、いただいたセリフによくある、「カットしてくださって大丈夫です」「修正をお願いします」という一文がありますが、例え誤字脱字があってもカットや修正はせず、そのまま読ませていただきますことをご了承くださいm(__)m。

それと「お茶爆」「揚げ爆」「パン爆」といったツイキャスでの投げ銭機能ですが、投げ銭をしたい方、懐に余裕のある方はしてくださって構いません。ただし、投げ銭をしたからコメントを読むとか要求に応えるとか、そういった優遇は一切ありませんので、ご了承ください。

最後に。一人につき1リクエストですので、2つ以上のリクエストをされた場合は最初のリクエストを対象とします。それと最近、長い会話劇が増えていますが、短いものや、たった一言のリクエストでも大丈夫です。NGリクエストは、既存のキャラクターと著作権の切れていない作品。それに、アダルトサイトで登録していないので、性的表現を含む18歳未満お断り的なもの。また、人を悲しませたり不快にさせるような侮辱的・差別的なもの。そのほか、わが家は防音設備が無いので大声を出すものと、あまりにも長過ぎるものはお断りさせていただきます。長さは3分未満で、よろしくお願いいたします(^^;。ちなみに「次回へつづく」も、ありです(笑)。

上記以外にも、聞いていて不快に思ったり聞くに堪えないことなどがあれば、ご相談ください。また、リクエスト台詞に関すること以外にも、ご意見・ご要望があれば、ご連絡ください。ご期待に添えられるかは分かりませんが、善処いたします(^^)/。

2022/2/20(日)
おむぅさん
「私にはコンプレックスがある。この大きな体と低い声だ。手足も大きけりゃ、口だって大きい。別に怒っていないのに、声を出せば、いつも怖がられてしまう。
ある日、退屈であくびをしていると、猫と目が合った。一体どこから入ってきたのだろう。茶色の縞模様の猫が、私に近づいてくる。その小さな猫は、私の足に頭をこすり付けながら、甲高い鳴き声を上げた。ああ、なんて可愛いんだろう。もし、私が猫だったら、きっとたくさん可愛がってもらえるに違いない。
ふと、神様に願ってみた。神様、どうか、かわいい かわいい猫にしてください。独りぼっちは寂しいから。よしよしと頭を撫でて欲しいから。あたたかい温もりを感じたいから。
すると翌朝、目が覚めると、なんと私は猫になっていた。何度も頬を叩くが、夢ではないようだ。窓ガラスに映る姿は、どう見ても猫にしか見えない。日ごろの行いが良かったのだろうか。いきなり こんなところに連れてこられても従順に過ごし、決して噛みつかずにいた私に対しての 神様からのご褒美だろう、きっと。
久しぶりの自由を手に入れた私は、固く冷たい鉄格子の間を すり抜けた。帽子を被った女性を尻目に 出口へと一目散に走る。数分後、なにか危険を知らせるような機械的な音声が 辺りに鳴り響くが、一切無視をした。
「なぁ! 今朝のニュース観たか? 例の動物園から消えたっていう虎! まだ見つからないんだってさ! あんなでけぇ虎、どこ行っちまったんだろうな~。俺、まだ食われたくねぇよ~。ははっ。おっ!? あそこにいるのは、かわいいかわいい猫ちゃんだ! ほら、こっちにおいで~。そぉーらよしよし。なんだか人懐っこいなぁ。でも首輪もしていないし……。うちって、猫飼ってもオッケーかなぁ?」
にゃ~お! やっぱり私には 猫のほうが合っている。よし! これからは うんと甘えて、可愛がってもらおう」

すーみーさん
「三毛猫の首根っこを捕まえたら、キャッと驚いて、眉間に皺を寄せた(ミケネコのくびネッコをつかまえたら、キャット驚いて、ミケんにしわをよせた)」

まるさん
「付き合って間もない彼を初めて家に呼んだ日、私は彼の 意外な部分を見ることになった……。「おじゃましまーす……」。遠慮がちなトーンで入ってきた彼、いつも外で会っていたときとは違う声に、少しだけときめいた。我が家では猫を飼っているから、そのことにも配慮してくれたんだろうなと考えると、更にときめいた。そんな胸の鼓動を抑えつつ 自室に案内し、好きなところに座ってと言って、私はお茶を用意しに台所へ。準備が整い、彼のいる自室のドアを開けた瞬間、私の目と鼓膜は 初めての刺激を受けた。
「よしよし、君は可愛いにゃー。いい子いい子♪。でも、君のご主人の可愛さには勝てないにゃー。あの子は世界一 可愛い人だからにゃ♪。この前も お互いに同じ日に告白しようとしててにゃー。嬉しいったら なかったにゃ」。……普段、割とクールな彼が猫と化している。しかも、私がドアを開けたことには気付いていない様子。声を掛けるか迷うこの間にも、彼の口からは、猫宛に私への賛辞とノロケの言葉が投げかけられている。顔は茹でられたように熱く、鼓動の強さは先ほどの比ではないほど増していき、私はどんどんと話しかけるタイミングを失っていった。……猫が彼を振り払い、私の元に来るまであと3秒」

蒼子さん
「『猫との日』
彼氏がかまってくれなくなった。理由は分かっている。というか、今も私の目の前にいる。同僚が一週間の出張に行く間、飼っている雌猫を預かることになった。名前は「ましろ」。その名の通り真っ白でふわふわで、愛くるしく甘えてくる可愛い子なのだが、うちに連れてきて以来、それは彼だけに発揮されていた。彼は一瞬で心を奪われ、可愛い以外の語彙力は消滅したらしい。私も構いたいのだが、なぜか ましろは私にはあまり寄って来てくれない……ように見えるのは、私の心が狭いからだろうか。可愛い可愛いと猫をかまい倒す彼と、やっぱりツレナイ猫の態度に、私は心をモヤモヤとさせていた。
ある日、私は仕事で失敗をしてしまった。謝罪と訂正に駆け回り、なんとか収拾はついたものの、落ち込んだ気持ちのまま職場をあとにした。家に帰ると誰もいなかった。そういえば今朝 彼が、今日は遅くなるよと言っていたことを思い出す。真っ暗な部屋に入った瞬間、ずっと張りつめていた気持ちが破裂したように 涙が溢れてきた。電気も点けず、その場にうずくまって泣き続ける。そのとき、あたたかいものが頬をかすめた。真っ暗な中に、白いフワフワが浮かび上がる。「ましろ……?」。いつの間に かそばに寄ってきた ましろは、にゃあと鳴きながら、頬を伝う涙を舐め続けた。私が泣きやんだあとも そばを離れようとせず、彼が帰ってきたあとも、それは変わらなかった。
数日後。ましろを飼い主に返す日がきた。ましろが入ったキャリーを手渡しながら彼が言う。「また いつでも預かるって言っておいて」「ショウちゃんが そんなに猫好きになるとは思わなかった。なんなら新しく飼う?」「いや、ましろがなんか君に似てたからさ。本当に可愛くて」。思いもよらない彼の言葉に固まっていると、「名前が似てると中身も似てくるのかなぁ。ねぇ、マヒロさん」。そう言って、彼は笑顔で送り出してくれたのだった」

エビカニダメマンさん
「(テンション高め)
あ~、猫ちゃんかわいいでちゅね~!! よーしよしよし、よしよしよし、よしゃしゃしゃしゃっ。あ! あー……猫ちゃん、そっち行っちゃうの……くっ……! かくなる上は!! っと その前に、あの、すみません、ここ おやつ持ち込み いいですか? はい、あれです。あっ、大丈夫ですか?
よぉーし! 俺の必殺!!! い[わぁ~お]ばの! チャオちゅ[わぁ~お]る!! おおっ! 来た! 来た来た来たー!!!! あ゛~、天国……ここは天国……」

もつみさん
「吾輩は猫である。黒猫である。あれから この家には春がやってきて、ぽかぽかとした陽気が続き 過ごしやすくなってきた。好々爺は すっかりベッドから抜け出し、縁側で吾輩と日向ぼっこをするようになった。晴れの日には よその猫や野良猫も来て、やれ三丁目の誰がどうしただの、あそこの小鳥がどうだの たわいもない話をする。そうして好々爺が持ってきたおやつを「待ってました」とばかりに舐めていくのだった。
「お父さん、病院からお電話ですよ」。奥方の呼ぶ声がする。このご老体は 呼ばれるままに家の奥に向かい、代わりに奥方が縁側にやってきた。まどろみ始めた吾輩の背中を撫でながら、奥方が優しく話しかける。「うちのおじいちゃん あんなに弱ってたのに、今じゃすっかり歩けるようになって。アンコちゃんのお陰ね」。はて、なんのことだろう。まぁ確かに、退屈な雨の日には話し相手になってやり、寒い夜にはあんかになってやり、こんな晴れた日には縁側まで先導してやっている。それ相応のことは しているかも知れない。吾輩にかかれば ざっとこんなものだ、とばかりに、「にゃあん」と鳴いてみせた」

鈴原さん
「どうしてこんなことになったんにゃ?!」
異変が起きたことに気付いたのは、朝目覚めて、「腹 減ったにゃあ」と呟いたときだった。わざとこんな喋り方をしているわけじゃない。勝手になってしまうのだ。「どういうことにゃ、どうなってるんにゃ」。一体 何が起きているのか、腹が減っていたことも忘れそうになるくらいには戸惑い、いつ治るのか、そもそも治るのかと、思わず頭を抱えそうになり、ふと昨日見た夢を思い出した。
赤い毛玉が現れて、「話せるようにしてやろう」と言ったのだ。そんなことしなくても、俺は元から話すことくらいできる。毛玉は そのあとも何か言おうとしていたが、俺はそいつを蹴っ飛ばした。思い当たることと言えば それくらいなのだが、なにしろ夢だ。一体どうすれば……いや、どうせなら、もう少し楽しんでやろうか。そう思っていたら、「お、もう起きてたか。今、ご飯 用意するからな」。そんな声が聞こえた。俺が人間の言葉を喋れるようになったと知ったら、こいつはどんな反応をするかな。わくわくしながら、俺は返事をした。「にゃあ」」

コメント

  1. もつみ より:

    織田さんこんばんは。
    今回のテーマは猫ということで、かつての黒猫の話の続きを書いてみました。
    よろしくお願いいたします。
    ————————————————–
    吾輩は猫である。黒猫である。
    あれからこの家には春がやってきて、ぽかぽかとした陽気が続き過ごしやすくなってきた。
    好々爺はすっかりベッドから抜け出し、縁側で吾輩と日向ぼっこをするようになった。
    晴れの日には他所の猫や野良猫も来て、やれ三丁目の誰がどうしただの、あそこの小鳥がどうだのたわいもない話をする。
    そうして、好々爺が持ってきたおやつを「待ってました」とばかりに舐めていくのだった。
    「お父さん、病院からお電話ですよ」
    奥方の呼ぶ声がする。このご老体は呼ばれるままに家の奥に向かい、代わりに奥方が縁側にやってきた。
    まどろみ始めた吾輩の背中を撫でながら、奥方が優しく話しかける。
    「うちのおじいちゃん、あんなに弱ってたのに、今じゃすっかり歩けるようになって。アンコちゃんのお陰ね」
    はて、何のことだろう。まぁ確かに、退屈な雨の日には話し相手になってやり、寒い夜にはあんかになってやり、こんな晴れた日には縁側まで先導してやっている。それ相応のことはしているかも知れない。
    吾輩にかかればざっとこんなものだ、とばかりに、「にゃあん」と鳴いてみせた。

  2. まる(@まるまに屋) より:

    織田さんこんばんは、猫で何パターンか考えていたのですが、先日無料枠で読んでいただいたカップルの後日談に当て嵌めたらしっくり来たのでリクエスト投稿に参りました!
    前回とは逆で彼女側の独白になるので、少し高めのトーンで読んで頂ければ嬉しいです。
    ————–
    付き合って間もない彼を初めて家に呼んだ日、
    私は彼の意外な部分を見る事になったーーー
    「おじゃましまーす…」
    遠慮がちなトーンで入ってきた彼、いつも外で会っていた時とは違う声に少しだけときめいた。
    我が家では猫を飼っているから、その事にも配慮してくれたんだろうなと考えると、更にときめいた。
    そんな胸の鼓動を抑えつつ、自室に案内し、好きなところに座ってと言って、私はお茶を用意しに台所へ。
    準備が整い、彼のいる自室のドアを開けた瞬間、私の目と鼓膜は初めての刺激を受けた。
    「よしよし、君は可愛いにゃーいい子いい子♪
    でも君のご主人の可愛さには勝てないにゃー、あの子は世界一可愛い人だからにゃ♪
    この前もお互いに同じ日に告白しようとしててにゃー、嬉しいったらなかったにゃ」
    …普段割とクールな彼が猫化している。
    しかも私がドアを開けた事には気づいていない様子。
    声を掛けるか迷うこの間にも、彼の口からは猫宛に私への賛辞と惚気の言葉が投げかけられている。
    顔は茹でられた様に熱く、鼓動の強さ先程の比ではないほど増していき、私はどんどんと話しかけるタイミングを失っていった。
    ー猫が彼を振り払い、私の元に来るまであと3秒。
    ————–
    宜しくお願い致します🙇‍♀️

  3. まる より:

    フォロワーさんより脱字があるとお教え頂いたので、修正に参りました🙇‍♀️
    以下が修正版になります、宜しくお願い致します。
    ——-
    付き合って間もない彼を初めて家に呼んだ日、
    私は彼の意外な部分を見る事になったーーー
    「おじゃましまーす…」
    遠慮がちなトーンで入ってきた彼、いつも外で会っていた時とは違う声に少しだけときめいた。
    我が家では猫を飼っているから、その事にも配慮してくれたんだろうなと考えると、更にときめいた。
    そんな胸の鼓動を抑えつつ、自室に案内し、好きなところに座ってと言って、私はお茶を用意しに台所へ。
    準備が整い、彼のいる自室のドアを開けた瞬間、私の目と鼓膜は初めての刺激を受けた。
    「よしよし、君は可愛いにゃーいい子いい子♪
    でも君のご主人の可愛さには勝てないにゃー、あの子は世界一可愛い人だからにゃ♪
    この前もお互いに同じ日に告白しようとしててにゃー、嬉しいったらなかったにゃ」
    …普段割とクールな彼が猫と化している。
    しかも私がドアを開けた事には気づいていない様子。
    声を掛けるか迷うこの間にも、彼の口からは猫宛に私への賛辞と惚気の言葉が投げかけられている。
    顔は茹でられた様に熱く、鼓動の強さは先程の比ではないほど増していき、私はどんどんと話しかけるタイミングを失っていった。
    ー猫が彼を振り払い、私の元に来るまであと3秒

  4. おむぅ より:

    織田さん、おはようございます!
    今年は寅年ということで、猫の他に虎もテーマに絡めて文章を
    考えてみました。どうぞ、宜しくお願いします。
    私にはコンプレックスがある。
    この大きな体と低い声だ。
    手足も大きけりゃ口だって大きい。
    別に怒っていないのに、声を出せばいつも怖がられてしまう。
    ある日、退屈であくびをしていると猫と目が合った。
    一体、どこから入ってきたのだろう。
    茶色の縞模様の猫が私に近づいてくる。
    その小さな猫は、私の足に頭を擦り付けながら、甲高い鳴き声を上げた。
    ああ、なんて可愛いんだろう。
    もし、私が猫だったらきっとたくさん可愛がってもらえるに違いない。
    ふと、神様に願ってみた。
    神様、どうか、かわいいかわいい猫にしてください。
    独りぼっちは寂しいから。
    よしよしと頭を撫でて欲しいから。
    あたたかい温もりを感じたいから。
    すると翌朝。目が覚めると、なんと私は猫になっていた。
    何度も頬を叩くが、夢ではないようだ。
    窓ガラスに映る姿はどう見ても猫にしか見えない。
    日頃の行いが良かったのだろうか。
    いきなりこんなところに連れてこられても従順に過ごし、
    決して噛みつかずにいた私に対しての神様からのご褒美だろう。きっと。
    久しぶりの自由を手に入れた私は、固く冷たい鉄格子の間をすり抜けた。
    帽子を被った女性を尻目に出口へと一目散に走る。
    数分後、何か危険を知らせるような機械的な音声が辺りに鳴り響くが、一切無視をした。
    「なぁ!今朝のニュース観たか?
    例の動物園から消えたっていう虎!まだ見つからないんだってさ!
    あんなでけぇ虎、どこ行っちまったんだろうな~。
    俺、まだ食われたくねぇよ~ははっ。
    おっ!?あそこにいるのは、かわいいかわいい猫ちゃんだ!
    ほら、こっちにおいで~。そぉーらよしよし。
    なんだか人懐っこいなぁ。でも首輪もしていないし…。
    うちって猫飼ってもオッケーかなぁ。」
    「にゃ~お!」
    やっぱり私には猫の方が合っている。
    よし!これからは、うんと甘えて可愛がってもらおう。

  5. 鈴原 より:

    織田さん、こんにちは!
    いつも配信ありがとうございます(*´ー`*)
    今回、初めてSSを投稿するのでドキドキしてますが、勇気を出して……拙い文章ですが、よろしくお願いします。
    「どうしてこんなことになったんにゃ?!」
    異変が起きたことに気付いたのは、朝目覚めて「腹、減ったにゃあ」と呟いたときだった。わざとこんな喋り方をしているわけじゃない。勝手になってしまうのだ。
    「どういうことにゃ、どうなってるんにゃ」
    一体何が起きているのか、腹が減っていたことも忘れそうになるくらいには戸惑い、いつ治るのか、そもそも治るのかと思わず頭を抱えそうになり、ふと昨日見た夢を思い出した。
    赤い毛玉が現れて、「話せるようにしてやろう」と言ったのだ。そんなことしなくても俺は元から話すことくらいできる。毛玉はその後も何か言おうとしていたが、俺はそいつを蹴っ飛ばした。
    思い当たることといえばそれくらいなのだが、なにしろ夢だ。一体どうすればーーいや、どうせならもう少し楽しんでやろうか。そう思っていたら、
    「お、もう起きてたか。今、ご飯用意するからな」
    そんな声が聞こえた。俺が人間の言葉を喋れるようになったと知ったら、こいつはどんな反応をするかな。わくわくしながら、俺は返事をした。
    「にゃあ」

  6. エビカニダメマン より:

    織田さんこんにちは!
    ペット不可賃貸マンションにすむ猫大好きなサラリーマンが猫カフェにきた様子です。
    「よしよし」のくだりは某むつごろうさんの様子がイメージです。
    商品名がでるので台詞の合間に伏せ字で[わぁ~お]をいれちゃいましたが、対応していただけるとお腹よじれること間違いなしなので、無茶ぶりをさせてください…。すみません。

  7. すーみー より:

    織田さんこんばんは!
    今回はテーマ『ネコ」との事で、皆さんが素敵なセリフを沢山リクエストしていたので、私はダジャレ(?)をば…。
    三毛猫の首根っこを捕まえたら、キャッと驚いて眉間に皺を寄せた。
    (ミケネコのくびネッコをつかまえたら、キャット驚いてミケんにしわをよせた。)
    果たしてこれはダジャレというべきなのか…。
    時間がありましたら、読んで頂ければ幸いです。よろしくお願いいたします。

  8. すーみー より:

    織田さんこんばんは!
    今回はテーマ「ネコ」との事で、皆さんが素敵なセリフを沢山リクエストしていたので、私はダジャレ(?)をば…。
    三毛猫の首根っこを捕まえたら、キャッと驚いて眉間に皺を寄せた。
    (ミケネコのくびネッコをつかまえたら、キャット驚いてミケんにしわをよせた。)
    果たしてこれはダジャレというべきなのか…。
    時間がありましたら、読んで頂ければ幸いです。よろしくお願いいたします。

  9. 蒼子 より:

    織田さんこんにちは。
    今回もSSのリクエストをさせていただきます。
    登場人物の名前は、
    昌 → しょう
    真尋 → まひろ
    になります。
    時間と内容に問題がなけrwば、よろしくお願いいたします。
    ———-
    『猫との日』
     
     彼氏がかまってくれなくなった。
     理由はわかっている。というか、今も私の目の前にいる。
     同僚が一週間の出張に行く間、飼っている雌猫を預かることになった。名前は「ましろ」。
     その名の通り、真っ白でふわふわで、愛くるしく甘えてくる可愛い子なのだが、うちに連れてきて以来、それは彼だけに発揮されていた。
     彼は一瞬で心を奪われ、可愛い以外の語彙力は消滅したらしい。
     私も構いたいのだが、なぜかましろは私にはあまり寄ってきてくれない……ように見えるのは、私の心が狭いからだろうか。
     可愛い可愛いと猫を構い倒す彼と、やっぱりつれない猫の態度に、私は心をモヤモヤとさせていた。 
     ある日、私は仕事で失敗をしてしまった。謝罪と訂正に駆け回り、何とか収拾はついたものの、落ち込んだ気持ちのまま職場を後にした。
     家に帰ると誰もいなかった。そういえば今朝、彼が今日は遅くなるよと言っていたことを思い出す。真っ暗な部屋に入った瞬間、ずっと張りつめていた気持ちが破裂したように、涙が溢れてきた。電気もつけず、その場にうずくまって泣き続ける。
     そのとき、あたたかいものが頬をかすめた。真っ暗な中に、白いふわふわが浮かび上がる。
    「ましろ……?」
     いつの間にかそばに寄ってきたましろは、にゃあと鳴きながら、頬を伝う涙をなめ続けた。私が泣き止んだ後もそばを離れようとせず、彼が帰ってきた後もそれは変わらなかった。
     数日後。ましろを飼い主に返す日がきた。
     ましろが入ったキャリーを手渡しながら、彼が言う。
    「またいつでも預かるって言っておいて」
    「昌ちゃんがそんなに猫好きになるとは思わなかった。なんなら新しく飼う?」
    「いや、ましろがなんか君に似てたからさ、本当に可愛くて」
     思いもよらない彼の言葉に固まっていると、
    「名前が似てると、中身も似てくるのかなぁ。ねぇ、真尋さん」
     そう言って彼は、笑顔で送り出してくれたのだった。

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