2023/5/28(日)第155回 織田優成ツイキャス本配信リクエスト台詞募集!

2023/5/28(日)第155回 織田優成ツイキャス本配信リクエスト台詞募集!

5月21日(日)に行われた「第154回 織田優成のVoice Only配信」にお越しいただき、ありがと三角でした!

アーカイブはこちら↓ メンバーシップの方のみ、自由にご視聴できます。
2023/5/21(日)第154回 織田優成ツイキャスライブ本配信 第12回のテーマは「手紙」 前編
2023/5/21(日)第154回 織田優成ツイキャスライブ本配信 第12回のテーマは「手紙」 後編

毎週日曜日21:30から1時間枠でライブ配信している、わたくし織田優成のツイキャスによるメンバーシップ限定の音声&動画配信は、メンバーシップ限定配信と言っておきながら最初の15分間だけは無料枠。つまり誰でも視聴&コメント可能です。ちなみに、毎月最後の日曜日配信や、僕が演じたキャラクターの誕生日配信、たまにやるゲリラ配信は最初から最後まで無料で視聴できます!

この「ツイキャス」は、ツイキャスアプリをダウンロードせずにインターネットのブラウザでも視聴可能。リンクをクリックすればスマホやPCですぐに視聴できまので、ぜひ、いらしてください(^^)。ただし、スマホで視聴する場合はインターネットブラウザよりもアプリを利用したほうが視聴もコメントもしやすいそうです。

第154回のリクエスト台詞

第154回は、はじめの15分だけ無料配信、残り45分はメンバーシップ限定配信というレギュラー配信ですが、2カ月に1回行われるテーマ回。今回、第12回のテーマは「手紙」で、リクエスト台詞は3つありました。無料枠ではエビカニダメマンさんの「なぞとき好きの友人」ということで、皆さんと一緒に謎解きに興じ、メンバーシップ枠ではCraneさんの「親愛なる未来の君へ」、蒼子さんの「メッセージと宝物」を演じました

2021年4月にメンバーシップ会員制度を始めてからの配信は、全てアーカイブに保存していつでも視聴できるようにしています。なので、ぜひ、月額700円のメンバーシップ制度に登録して、リアルタイムの限定配信視聴、そしてアーカイブ視聴をご活用ください!

第155回リクエスト台詞募集

ということで次回のリクエスト募集です。次回、第155回は明日、2023/5/28(日)21:30からが配信予定。月最後の日曜日なので、いつものように初めの15分だけ無料ではなく、全1時間が無料で視聴できます。ただし、リクエスト台詞の受け付けは1つだけとなりますことを、ご了承ください。ちなみにリクエストはメンバーシップ会員じゃなくてもリクエスト可能です。リクエストをご希望の方は「リクエスト台詞に関する注意事項」をお読みになり、この記事のコメント欄にセリフ、ナレーション、朗読などの僕に読んでほしい文章を書き込んでください(^^)。

リクエスト台詞に関すること以外にも、ご意見・ご要望があれば、ご連絡ください。ご期待に添えられるかは分かりませんが、善処いたします(^^)/。

第155回のリクエスト台詞

蒼子さん
「中島敦『山月記』より
今から一年ほど前、自分が旅に出て汝水のほとりに泊った夜のこと。ひと眠りしてから ふと眼を覚ますと、戸外で誰かが我が名を呼んでいる。声に応じて外へ出て見ると、声は闇の中から しきりに自分を招く。覚えず、自分は声を追うて走り出した。無我夢中で駈けて行くうちに、いつしか道は山林に入り、しかも、知らぬ間に自分は左右の手で地をつかんで走っていた。なにか 身体中に力が充ち満ちたような感じで、軽々と岩石を跳び越えて行った。気が付くと、手先やひじの辺りに 毛を生じているらしい。少し明るくなってから谷川に臨んで姿を映して見ると、既に 虎となっていた。自分は初め 眼を信じなかった。次に、これは夢に違いないと考えた。夢の中で これは夢だぞと知っているような夢を、自分はそれまでに見たことがあったから。
どうしても夢でないと悟らねばならなかったとき、自分は茫然とした。そうして おそれた。全く どんなことでも起りうるのだと思うて、深く おそれた。しかし、なにゆえ こんなことになったのだろう。分からぬ。全くなにごとも 我々には分からぬ。理由も分からずに押し付けられたものを大人しく受け取って、理由も分からずに生きて行くのが、我々 生きものの定めだ。
自分はすぐに 死を想うた。しかしそのとき、眼の前を一匹のウサギが駈け過ぎるのを見た途端に、自分の中の人間は たちまち姿を消した。
再び自分の中の人間が目を覚ましたとき、自分の口はウサギの血にまみれ、あたりには ウサギの毛が散らばっていた。これが、虎としての最初の経験であった」

コメント

  1. 蒼子 より:

    織田さんこんにちは!
    今回は朗読をリクエストさせていただきます。
    織田さんの『山月記』がまた聴きたいなぁと思ったので、李徴が虎になるまでを語るシーンを抜粋しました。
    長さは三分以内におさまっていると思います。
    もし選ばれましたら、よろしくお願いいたします。

    ———-

    中島敦『山月記』より

     今から一年程前、自分が旅に出て汝水のほとりに泊った夜のこと、一睡してから、ふと眼(め)を覚ますと、戸外で誰かが我が名を呼んでいる。声に応じて外へ出て見ると、声は闇の中から頻(しき)りに自分を招く。覚えず、自分は声を追うて走り出した。無我夢中で駈けて行く中に、何時(いつ)しか途は山林に入り、しかも、知らぬ間に自分は左右の手で地を攫(つか)んで走っていた。何か身体からだ中に力が充(み)ち満ちたような感じで、軽々と岩石を跳び越えて行った。気が付くと、手先や肱(ひじ)のあたりに毛を生じているらしい。少し明るくなってから、谷川に臨んで姿を映して見ると、既に虎となっていた。自分は初め眼を信じなかった。次に、これは夢に違いないと考えた。夢の中で、これは夢だぞと知っているような夢を、自分はそれまでに見たことがあったから。どうしても夢でないと悟らねばならなかった時、自分は茫然(ぼうぜん)とした。そうして懼(おそ)れた。全く、どんな事でも起り得るのだと思うて、深く懼れた。しかし、何故こんな事になったのだろう。分らぬ。全く何事も我々には判わからぬ。理由も分らずに押付けられたものを大人しく受取って、理由も分らずに生きて行くのが、我々生きもののさだめだ。自分は直すぐに死を想(おも)うた。しかし、その時、眼の前を一匹の兎(うさぎ)が駈け過ぎるのを見た途端に、自分の中の人間は忽ち姿を消した。再び自分の中の人間が目を覚ました時、自分の口は兎の血に塗まみれ、あたりには兎の毛が散らばっていた。これが虎としての最初の経験であった。

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