2024/6/9(日)第208回 織田優成ツイキャス本配信 リクエスト台詞募集!

2024/6/9(日)第208回 織田優成ツイキャス本配信 リクエスト台詞募集!

6月2日(日)に行われた「第207回 織田優成のVoice Only配信」へお越しいただき、ありがと三角でした!

アーカイブはこちら↓ メンバーシップの方のみ、自由にご視聴できます。
2024/6/2(日)第207回 織田優成ツイキャス本配信 素数は素敵 前編
2024/6/2(日)第207回 織田優成ツイキャス本配信 素数は素敵 後編

毎週日曜日21:30から1時間枠でライブ配信している、わたくし織田優成のツイキャスによるメンバーシップ限定の音声&動画配信は、メンバーシップ限定配信と言っておきながら最初の15分間だけは無料枠。つまり誰でも視聴&コメント可能です。ちなみに、毎月最後の日曜日配信や、僕が演じたキャラクターの誕生日配信、たまにやるゲリラ配信は最初から最後まで無料で視聴できます!

この「ツイキャス」は、ツイキャスアプリをダウンロードせずにインターネットのブラウザでも視聴可能。リンクをクリックすればスマホやPCですぐに視聴できまので、ぜひ、いらしてください(^^)。ただし、スマホで視聴する場合はインターネットブラウザよりもアプリを利用したほうが視聴もコメントもしやすいそうです。

第207回のリクエスト

第207回は6月最初の日曜日なので、最初の15分は誰でも視聴可能な通常配信。リクエスト台詞は3つあったため、無料枠でおむぅさんの「よくある設定のファンタジー漫画の冒頭セリフ」。メンバーシップ枠で蒼子さんの「最後の七日間 8.5人目・二十一」、こくまろさんの「素数の数え方・予告編」をお送りしました。

2021年4月にメンバーシップ会員制度を始めてからの配信は、全てアーカイブに保存していつでも視聴できるようにしています。なので、ぜひ、月額700円のメンバーシップ制度に登録して、リアルタイムの限定配信視聴、そしてアーカイブ視聴をご活用ください!

第208回リクエスト台詞募集!

ということで次回の配信です。次回は2024/6/2(日)21:30からが配信予定。いつものように最初の15分間だけ誰でも視聴可能な通常配信です。リクエスト台詞の締め切りは当日16:30まで。

台詞リクエストはメンバーシップ会員じゃなくてもリクエスト可能です。リクエストをご希望の方は「リクエスト台詞に関する注意事項」をお読みになり、この記事のコメント欄にセリフ、ナレーション、朗読などの僕に読んでほしい文章を書き込んでください(^^)。 リクエスト台詞に関すること以外にも、ご意見・ご要望があれば、ご連絡ください。ご期待に添えられるかは分かりませんが、善処いたします。

第208回のリクエスト台詞

こくまろさん
「『素数の数え方』
はい、今日はお待ちかね、100までの素数を数える方法ですね。最後までちゃんと聞くように。
さて、素数というのは、「1とその数でしか割れない2以上の数」でしたね。つまり、何かの倍数になっていたら素数じゃない、ということですから、倍数を飛ばす方法で考えていきましょう。
まず、すぐに分かるのが偶数と5の倍数ですね。もとの2と5だけが素数で、あとの偶数と5で終わる数は全て飛ばします。それから、33とか77とか、同じ数字が繰り返されている数は11の倍数ですから、最初の11以外は飛ばします。これも簡単ですね。あとは、九九に出てくる2桁の数字も飛ばしましょう。九九、覚えてますかー? ちょっと考えるかもしれませんが、大丈夫ですよね。
はい。ここまでは いいでしょうか。さあ、皆さんに覚えてもらうのは ここからの2点です。まずは、3の倍数の見分け方。実は3の倍数には「全ての桁の数字を足すと3の倍数になる」という法則があるんです。いいかな? 簡単に言うと、十の位と一の位を足して3の倍数になっていたら、素数ではないということです。例えば57は、5と7を足して12になるので素数じゃないというわけですね。これ、知っておくと便利ですよー。そして最後に、ここまで言ってきたことのどれにも当てはまらない、素数ではない数がひとつだけあります。覚えて帰ってください。7×13の「91」です。91は素数ではない、たったこれだけ覚えておけば、バッチリです。どうですか? 100までにある素数は、全部で25個。ぜひ、自分で数えてみてくださいね。それでは、今日はこの辺で」

四角(?)さん
「『カスの嘘』
久しぶり。元気だった? 期末テストの勉強は順調? そっか、それなら良かった。僕? 僕はちょっと仕事を変えてね、しばらく日本中を飛び回ってたんだ。その関係でエレベーター整備の手伝いをすることがあったんだけど、実は古いエレベーターって、ハイヒールとかパンプスで乗っちゃいけないって知ってた? エレベーターの重量制限って 床が抜けないために設定されてるものなんだけど、ハイヒールやパンプスだと 靴底の面積の関係で、うまくセンサーが働かないんだって。重量制限を超えても人が乗れちゃうから、何度も事故が起こった過去があって禁止されたらしいよ。僕もヒールやパンプスなんて履かないから知らなかったよ。エレベーターガールがいなくなった理由の一つでもあるんだって。ああ、今はセンサーも改良されて、新しいエレベーターでは正常に作動するから、安心して乗れるからね。
公民館のステージのお祓いを手伝うのは、なかなかない経験だったな。知らない? ああいう公共のステージにある、大きな幕があるだろ。緞帳(どんちょう)って言うんだけど。あれって、昔から神様が宿るとされてて、毎年九月に神社の神主さんを呼んで お祓いする決まりがあるんだよ。スポットライトの下の神主さんっていう光景、珍しいから君にも見せたかったよ。

ドーナツ屋さんの機器の整備の仕事は大変だったなあ。ドーナツの穴の大きさって法律で厳重に決められれて、誤差が1ミリあると売れなくなるんだって。ただの点検と清掃の仕事だと思ってたのに、思わぬ精密さを求められちゃって、すごいプレッシャーだったよ。

さて、なんだか小腹が空いてきたな……なにか食べに行く?……ドーナツ? いいよ。じゃあ行きがてら、なんでドーナツに穴が空いてるかも教えてあげる」

蒼子さん
「『最後の七日間 8.5人目・二十二』
「何だよこれ?」。渡された小瓶とマティスを交互に見ながらレンヤが尋ねる。見たところ なんの変哲もない ただの小瓶だ。蓋付きの、昔の映画とかに出てくる薬瓶のような形をしている。「蓋を開けてごらん。煙が出てくるから、それを吸い込んで」「……まさか、俺を洗脳しようってんじゃねぇだろうな?」。信用できない気持ちが そのまま口をついていた。そんなレンヤの言葉を、マティスは軽やかに笑い飛ばす。「まさか。そのつもりなら とっくにそうしているよ。ほら早く」。舌打ちで返しつつ、小瓶の蓋に手をかけ開けようとしたところで……手が止まった。言う通りにする前に、これだけは言っておかなければ。「協力は……してやる。イチカのためだ」「うん」「でも、アンタらにタダでこき使われるのはゴメンだ。ただでさえこっちは いろいろ滅茶苦茶にされてんのに」「うん?」。首を傾げるマティスの襟元を掴んで、力いっぱい引き寄せた。「イチカを解放しろ。二度とそいつに、リンドウに関わって傷ついたりしねぇように」――イチカが二度と、あんなふうに泣いたりしないように。力任せの行動に対して、祈るような声になってしまったレンヤに、「いいよ」。意外なほど あっさり頷いたマティスに驚いて、思わず顔を見返した。その視線の先で、リンドウも目を見開いている。「今回のことが全て片付いたら、イチカは解放する。約束だ。だから君も 私の言う事を聞いてくれる?」。分かった、と頷いて、小瓶の蓋を開けた。出てきた煙を一気に吸い込む。嗅ぎ慣れない匂いに顔をしかめた次の瞬間、マティスの後ろに、真っ黒な影が佇んでいるのを見つけた。「なっ……うわあ!?」「ああ、成功したみたいだね。さすが『うつしみ屋』の品だ」。思わず、椅子から転げ落ちたレンヤに、満足そうに頷きながらマティスが言った。顔を上げてよく見ると、影に見えていたのは、髪の長い、全身黒ずくめの女だった。つづく」

コメント

  1. こくまろ より:

    織田さん、こんにちは!
    前回とっても良い声で読んでくださってありがとうございました。
    今日は続きをリクエストいたします。
    私自身もこのたび初めて知った知識なんですが、面白いなーと思ったので題材にしてみました。
    削りつつも長文になってしまいましたが、よろしくお願いいたします…!

    ***

    『素数の数え方』

    はい、今日はお待ちかね、100までの素数を数える方法ですね。最後までちゃんと聞くように。
    さて、素数というのは、「1とその数でしか割れない2以上の数」でしたね。つまり、何かの倍数になっていたら素数じゃない、ということですから、倍数をとばす方法で考えていきましょう。
    まず、すぐに分かるのが偶数と5の倍数ですね。もとの2と5だけが素数で、あとの偶数と、5で終わる数は全てとばします。それから、33とか77とか、同じ数字が繰り返されている数は11の倍数ですから、最初の11以外は とばします。これも簡単ですね。あとは、九九に出てくる2桁の数字も とばしましょう。九九、覚えてますかー? ちょっと考えるかもしれませんが、大丈夫ですよね。
    はい。ここまでは良いでしょうか。さあ、皆さんに覚えてもらうのはここからの2点です。まずは、3の倍数の見分け方。実は3の倍数には「全ての桁の数字を足すと3の倍数になる」という法則があるんです。いいかな? 簡単に言うと、十の位と一の位を足して3の倍数になっていたら、素数ではないということです。例えば57は、5と7を足して12になるので素数じゃないというわけですね。これ、知っておくと便利ですよー。そして最後に、ここまで言ってきたことのどれにも当てはまらない、素数ではない数がひとつだけあります。覚えて帰ってください。7×13の「91」です。91は素数ではない、たったこれだけ覚えておけば、バッチリです。
    どうですか? 100までにある素数は全部で25個。ぜひ、自分で数えてみてくださいね。それでは、今日はこの辺で。

  2. 蒼子 より:

    織田さんこんにちは。
    今回も、死神シリーズ8.5人目の22話をリクエストさせていただきます。
    今回も蓮也視点で、登場人物は蓮也、マティス、死神リンドウ(台詞無し)となります。

    小瓶のアイデアはもつみさんにお願いして考えていただきました。うつしみ屋さんで買い求めたものになります。中の煙を吸うことで、あやかしなどが見えたりさわれたりできるようになります。

    長さと内容に問題がなければ、よろしくお願いいたします。

    ———–

    『最後の七日間 8.5人目・二十二』

    「何だよこれ?」
     渡された小瓶と、マティスを交互に見ながら蓮也が尋ねる。
     見たところ何の変哲もないただの小瓶だ。蓋付きの、昔の映画とかに出てくる薬瓶のような形をしている。
    「蓋を開けてごらん。煙が出てくるから、それを吸い込んで」
    「……まさか俺を洗脳しようってんじゃねぇだろうな?」
     信用できない気持ちがそのまま口をついていた。そんな蓮也の言葉を、マティスは軽やかに笑い飛ばす。
    「まさか。そのつもりならとっくにそうしているよ。ほら早く」
     舌打ちで返しつつ、小瓶の蓋に手をかけ、開けようとしたところで……手が止まった。言う通りにする前に、これだけは言っておかなければ。
    「協力は……してやる。一花のためだ」
    「うん」
    「でも、アンタらにタダでこき使われるのはゴメンだ。ただでさえこっちは色々滅茶苦茶にされてんのに」
    「うん?」
     首を傾げるマティスの襟元を掴んで力いっぱい引き寄せた。
    「一花を解放しろ。二度とそいつに、リンドウに関わって傷ついたりしねぇように」
     ――一花が二度と、あんなふうに泣いたりしないように。
     力任せの行動に対して、祈るような声になってしまった蓮也に、
    「いいよ」
     驚くほどあっさり頷いたマティスに驚いて、思わず顔を見返した。その視線の先で、リンドウも驚いたように目を見開いている。
    「今回のことが全て片付いたら、一花は解放する。約束だ。だから君も私の言う事を聞いてくれる?」
     わかった、と頷いて小瓶の蓋を開けた。出てきた煙を一気に吸い込む。嗅ぎ慣れない匂いに顔をしかめた次の瞬間、マティスの後ろに真っ黒な影が佇んでいるのを見つけた。
    「なっ……うわあ!?」
    「ああ、成功したみたいだね。さすが『うつしみ屋』の品だ」
     思わずのけぞって、椅子から転げ落ちた蓮也に満足そうに頷きながらマティスが言った。
     顔を上げてよく見ると、影に見えていたのは髪の長い、全身黒ずくめの女だった。

    つづく

  3. 匿名 より:

    カスの嘘

    織田さん、こんにちは。
    また織田さんの声で嘘をついてほしいと思いまして、いくつか考えてきました。
    たまに会う親戚のおじさんがついてくる嘘のイメージで考えてみました。
    よろしければお願いします。

    =====
    久しぶり。元気だった? 期末テストの勉強は順調? そっか、それならよかった。
    僕? 僕はちょっと仕事を変えてね、しばらく日本中を飛び回ってたんだ。

    その関係でエレベーター整備の手伝いをすることがあったんだけど、実は古いエレベーターって、ハイヒールとかパンプスで乗っちゃいけないって知ってた? エレベーターの重量制限って床が抜けないために設定されてるものなんだけど、ハイヒールやパンプスだと、靴底の面積の関係で、うまくセンサーが働かないんだって。重量制限を超えても人が乗れちゃうから、何度も事故が起こった過去があって禁止されたらしいよ。僕もヒールやパンプスなんて履かないから知らなかったよ。エレベーターガールがいなくなった理由の一つでもあるんだって。
    ああ、今はセンサーも改良されて、新しいエレベーターでは正常に作動するから、安心して乗れるからね。

    公民館のステージのお祓いを手伝うのは、なかなかない経験だったな。知らない? ああいう公共のステージにある、大きな幕があるだろ、緞帳(どんちょう)って言うんだけど。あれって、昔から神様が宿るとされてて、毎年九月に神社の神主さんを呼んでお祓いする決まりがあるんだよ。スポットライトの下の神主さんっていう光景、珍しいから君にも見せたかったよ。

    ドーナツ屋さんの機器の整備の仕事は大変だったなあ。ドーナツの穴の大きさって、法律で厳重に決められれて、誤差が1ミリあると売れなくなるんだって。ただの点検と清掃の仕事だと思ってたのに、思わぬ精密さを求められちゃって、すごいプレッシャーだったよ。

    さて、なんだか小腹が空いてきたな……何か食べに行く? ……ドーナツ? いいよ。じゃあ行きがてら、なんでドーナツに穴が空いてるかも教えてあげる。

  4. 蒼子 より:

    すみません、少し直したところがあるので、まだ大丈夫であればこちらを読んでいただきたいです。
    よろしくお願いいたします。

    ———–

    『最後の七日間 8.5人目・二十二』

    「何だよこれ?」
     渡された小瓶と、マティスを交互に見ながら蓮也が尋ねる。
     見たところ何の変哲もないただの小瓶だ。蓋付きの、昔の映画とかに出てくる薬瓶のような形をしている。
    「蓋を開けてごらん。煙が出てくるから、それを吸い込んで」
    「……まさか俺を洗脳しようってんじゃねぇだろうな?」
     信用できない気持ちがそのまま口をついていた。そんな蓮也の言葉を、マティスは軽やかに笑い飛ばす。
    「まさか。そのつもりならとっくにそうしているよ。ほら早く」
     舌打ちで返しつつ、小瓶の蓋に手をかけ、開けようとしたところで……手が止まった。言う通りにする前に、これだけは言っておかなければ。
    「協力は……してやる。一花のためだ」
    「うん」
    「でも、アンタらにタダでこき使われるのはゴメンだ。ただでさえこっちは色々滅茶苦茶にされてんのに」
    「うん?」
     首を傾げるマティスの襟元を掴んで力いっぱい引き寄せた。
    「一花を解放しろ。二度とそいつに、リンドウに関わって傷ついたりしねぇように」
     ――一花が二度と、あんなふうに泣いたりしないように。
     力任せの行動に対して、祈るような声になってしまった蓮也に、
    「いいよ」
     意外なほどあっさり頷いたマティスに驚いて、思わず顔を見返した。その視線の先で、リンドウも目を見開いている。
    「今回のことが全て片付いたら、一花は解放する。約束だ。だから君も私の言う事を聞いてくれる?」
     わかった、と頷いて小瓶の蓋を開けた。出てきた煙を一気に吸い込む。嗅ぎ慣れない匂いに顔をしかめた次の瞬間、マティスの後ろに真っ黒な影が佇んでいるのを見つけた。
    「なっ……うわあ!?」
    「ああ、成功したみたいだね。さすが『うつしみ屋』の品だ」
     思わず椅子から転げ落ちた蓮也に、満足そうに頷きながらマティスが言った。
     顔を上げてよく見ると、影に見えていたのは髪の長い、全身黒ずくめの女だった。

    つづく

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