2024/5/19(日)第205回 織田優成ツイキャス本配信 テーマ回リクエスト台詞募集!

2024/5/19(日)第205回 織田優成ツイキャス本配信 リクエスト台詞募集!

5月12日(日)に行われた「第204回 織田優成のVoice Only配信」へお越しいただき、ありがと三角でした!

アーカイブはこちら↓ メンバーシップの方のみ、自由にご視聴できます。
2024/5/12(日)第204回 織田優成ツイキャス本配信 目玉焼きにソース、ハンバーグにみたらし 前編
2024/5/12(日)第204回 織田優成ツイキャス本配信 目玉焼きにソース、ハンバーグにみたらし 後編

毎週日曜日21:30から1時間枠でライブ配信している、わたくし織田優成のツイキャスによるメンバーシップ限定の音声&動画配信は、メンバーシップ限定配信と言っておきながら最初の15分間だけは無料枠。つまり誰でも視聴&コメント可能です。ちなみに、毎月最後の日曜日配信や、僕が演じたキャラクターの誕生日配信、たまにやるゲリラ配信は最初から最後まで無料で視聴できます!

この「ツイキャス」は、ツイキャスアプリをダウンロードせずにインターネットのブラウザでも視聴可能。リンクをクリックすればスマホやPCですぐに視聴できまので、ぜひ、いらしてください(^^)。ただし、スマホで視聴する場合はインターネットブラウザよりもアプリを利用したほうが視聴もコメントもしやすいそうです。

第204回のリクエスト

第204回は、最初の15分は誰でも視聴可能な通常配信。台詞リクエストは2つあり、無料枠でまるさんの「忙しい人の為の『吾輩は猫である』」、メンバーシップ枠で蒼子さんの「最後の七日間 8.5人目・二十」をお送りしました。

2021年4月にメンバーシップ会員制度を始めてからの配信は、全てアーカイブに保存していつでも視聴できるようにしています。なので、ぜひ、月額700円のメンバーシップ制度に登録して、リアルタイムの限定配信視聴、そしてアーカイブ視聴をご活用ください!

第205回リクエスト台詞募集!

ということで次回の配信です。次回は2024/5/19(日)21:30からが配信予定。いつものように最初の15分間だけ誰でも視聴可能な通常配信ですが、2カ月に一度のテーマが決まったリクエスト回です。「雨」というテーマに限定したリクエスト台詞、お待ちしています(^^)。リクエストの締め切りは当日16:30まで。

台詞リクエストはメンバーシップ会員じゃなくてもリクエスト可能です。リクエストをご希望の方は「リクエスト台詞に関する注意事項」をお読みになり、この記事のコメント欄にセリフ、ナレーション、朗読などの僕に読んでほしい文章を書き込んでください(^^)。 リクエスト台詞に関すること以外にも、ご意見・ご要望があれば、ご連絡ください。ご期待に添えられるかは分かりませんが、善処いたします。

第205回のリクエスト台詞

こくまろさん
【香川県(讃岐弁)。のどかな雰囲気と言われる方言なので和む感じで】
「『雨の帰り道』
お疲れ。今日は えらかったなあ。もう9時 過ぎとるし、はよ 出な いかんな。え、うわ、雨 降んりょんちゃん! ああー、今朝に限って天気予報 見るん わっせとったわ……なあなあ、傘 持っとん。駅まで行くんやったら 入れてもらっても ええ? ごめんなー。鞄 持ったげるよ。貸して? ええよ、こっちがお願いしとんやけん、このくらい なんちゃでないよ。(笑)そんな緊張せんでも ええやん。すぐそこまでやろ? ほら、濡れるから くっついとって
—————
【共通語訳】
お疲れ。今日は きつかったね。もう9時を過ぎてるし、早く出なきゃいけないね。え、うわ、雨降ってるんじゃないの!? ああー、今朝に限って天気予報を見るの忘れてたよ……ねえねえ、傘 持ってる? 駅まで行くのなら入れてもらってもいい? ごめんね。鞄、持ってあげるよ。貸して? いいよ、こっちがお願いしてるんだから、このくらい何でもないよ。そんなに緊張しなくてもいいじゃん。すぐそこまででしょ? ほら、濡れるからくっついていて」

匿名さん(Craneさん?)
俊(シュン・丁寧な口調の ゆるっとした話し方の青年)、夏八(ナツハ・大人びた女の子っぽい感じ)、最後の一文(黒幕的な雰囲気で低音の男性)

「とある村に、古い伝承の残る閉鎖的な場所がありました。その村では 龍神様を祀っており、龍神様のお社を守るミナカミ家という大きな一族が村を治めていました。そんなミナカミ家には 数世代に一人『キュウシ』と呼ばれる 特異な子どもが生まれることがあります。今代のキュウシ『ナツハ』は、左頬から左手の甲にかけて龍のウロコがあり、感情を形として読み取れる能力も 持ち合わせておりました。「シュン、水はどこ?」「ん? 水? さっき 水がめに追加しなかった?」「もう飲んだ」「相変わらず早いなぁ。飲みすぎて 水が噴き出てきたりしない?」
ヤシロで過ごすようになって二年とちょっと。なぜかヤシロに住み着いているシュンとともに、平凡というには閉鎖的すぎる生活をしていた。そんな平凡が消え去ったのは、日照りが続いた八月のこと。ここ数か月 ずっと晴れているな、なんてぼんやりと考えていたら、ヤシロの前が騒がしくなった。今はもう夜だ。参拝客なんて元々来ない このヤシロに現れるのは、住んでいるシュンか家の人間だけ。
「シュン? 誰か来ているのか?」。返事がない。誰かの叫び声は聞こえた。声の聞こえるほうへ足を進めると、ヤシロの入り口あたりから、瘴気のような どす黒いものが見えることに気づいた。叫び声はシュンの声だった。「シュン! なにをしている?」。瘴気で なにも見えない。シュンの声だけが聞こえてくる。「ナツハ!」「シュン? なにも見えないんだ、そこになにがある?」「ヤシロから出てくるな!」。そう言われるころには、もうヤシロの外に一歩踏み出していた。
雨は龍神様の涙のしずく。ならば子を殺して流させれば、日照りは終わる

蒼子 より:
「『雨の日に』
「え、あのヤンキー君と付き合ってるの!?」「うん」。友人の驚いた声を軽く受け流して、イチカはカップを傾けた。五月雨の肌寒い日だった。温かい紅茶とパンケーキの甘さが身に染みる。友人とは高校からの付き合いだ。親友とは行かないまでも、時々 会って近況報告をする仲になっている。彼女には以前、“ヤンキー君”こと レンヤと一緒にいるところを見られていた。
「そんなに驚く?」「だって これまでと全然タイプが違うもん。なんで? 雨の日に子猫拾ってて、そのギャップにキュンときたとか?」「そんなベタな」。笑うイチカをじっと見ながら、友人がふっと微笑んだ。「でも よかった、イチカが笑えるようになって。新しい恋ができるくらいになれたんだね」。友人は当然、イチカの前の彼氏のことは知っている。彼がもう この世にいないことも。
「ほらほら、もっと話 聞かせて? イチカとまた恋バナできる日が来るなんて 思ってなかった!」。一転、恋バナモードになった友人に圧倒されつつも、イチカは友人との時間を楽しんだのだった。
友人と別れ 帰路に着く。朝からの雨は 一向に止みそうになかった。街を抜け、近道しようと公園に足を踏み入れる。レンヤと初めて出会った場所だ。自然と足早になっていると、雨音に混じって何かが聞こえてきた。ミーミー、と、頼りなさげな鳴きと一緒に、あともうひとつ、聞き覚えのある声が――。「マジか。ひでぇことしやがって……」。鳴き声のほうに歩を進めると、傘を放り出し、ダンボールに手を突っ込んでいるレンヤがいた。――ベタなことしてる。まさかの光景だった。呆気に取られたイチカに気づかず、レンヤは子猫を助け出し、両手でそっと包んだ。震える子猫を安心させるように、ずっと話しかけている。「ちっさ! お前ひとりか?……イテテ、爪立てんな!」。その表情が とてもやさしくて。――ああ、確かにこれは キュンとくるかも。そう思いながら、イチカはずぶ濡れのレンヤに 傘を差し出していた」

すーみーさん
【同僚からの傘貸し】
「『雨キュン』
会社から出ようとしたら急に雨が降ってきた。夕立のようだけど いつ止むか分からないので、駅まで急いで走るか、止むまで会社に残るか……と、エントランスで空を見上げて悩んでいると……うしろから、同僚の声がした。
「うわー。結構降ってるな……あれ? どうしたの、立ち止まって。先に帰ってると思ったのに」。今日は晴れると思っていたので、傘がないからどうしようか迷っていると伝えると……「ふーん……そうなんだ。じゃあ、俺の傘使いなよ」と、鞄から出した折りたたみ傘を押し付けられる。慌てて返そうとするも……「いーって、いーって! 俺のほうが、ほら 足速いし、走ればすぐ駅 着いちゃうからさ。軽い運動がてら走って帰るよ! じゃな!」。そう言って振り切られてしまった。明日、風邪ひかないといいけど……と、思いながら、ありがたく使わせて貰うのだった」

コメント

  1. こくまろ より:

    織田さん、こんにちは。
    テーマ回「雨」のリクエスト台詞です。
    以前の回で、方言のリクエストを暫くやってないなーと言われていたので、今回方言に初挑戦してみます!

    地域は香川県(讃岐弁)です。
    基本は京阪式アクセントなので、全体的に関西弁と同じ感じで読んでもらえたらと思います。
    「雨」「傘」は「低高」(あ↓め↑)の発音です。
    「降んりょんちゃん!」は、「りょ」が一番高くなります。(関西で言うと「降っとる(降りよる)ん ちゃうん」)
    「なんちゃでない」は「ちゃ」が高くなります。

    のどかな雰囲気と言われる方言なので、和む感じで読んでいただけたら嬉しいです。
    よろしければお願いいたします…!

    ***

    『雨の帰り道』

    お疲れ。今日は えらかったなあ。もう9時 過ぎとるし、はよ 出な いかんな。
    え、うわ、雨 降んりょんちゃん!
    ああー、今朝に限って天気予報 見るん わっせとったわ……
    なあなあ、傘 持っとん。駅まで行くんやったら 入れてもらっても ええ? ごめんなー
    鞄 持ったげるよ。貸して? ええよ、こっちがお願いしとんやけん、このくらい なんちゃでないよ。
    (笑って)そんな緊張せんでも ええやん。すぐそこまでやろ? ほら、濡れるから くっついとって。

    —————

    【共通語訳】
    お疲れ。今日は きつかったね。もう9時を過ぎてるし、早く出なきゃいけないね。
    え、うわ、雨降ってるんじゃないの!?
    ああー、今朝に限って天気予報を見るの忘れてたよ…
    ねえねえ、傘 持ってる? 駅まで行くのなら入れてもらってもいい? ごめんね。
    鞄、持ってあげるよ。貸して? いいよ、こっちがお願いしてるんだから、このくらい何でもないよ。
    そんなに緊張しなくてもいいじゃん。すぐそこまででしょ? ほら、濡れるからくっついていて。

  2. すーみー より:

    織田さん、こんにちは。
    久しぶりにリクエスト失礼致します。
    テーマが「雨」との事なので、憧れのシチュエーションでもある、同僚からの傘貸しをイメージ致しました。
    宜しくお願いします。

    『雨キュン』

    会社から出ようとしたら、急に雨が降ってきた。
    夕立の様だけどいつ止むかわからないので、駅まで急いで走るか、止むまで会社に残るか…とエントランスで空を見上げて悩んでいると…後ろから、同僚の声がした。

    「うわー。結構降ってるな……あれ?どうしたの、立ち止まって。先に帰ってると思ったのに」

    今日は晴れると思っていたので、傘がないからどうしようか迷っていると伝えると…

    「ふーん…そうなんだ。じゃあ、俺の傘使いなよ」

    と、鞄から出した折りたたみ傘を押し付けられる。
    慌てて返そうとするも…

    「いーって、いーって!俺の方がほら、足速いし、走ればすぐ駅ついちゃうからさ。軽い運動がてら、走って帰るよ!じゃな!」

    そう言って振り切られてしまった。
    明日、風邪ひかないといいけど…と、思いながら有り難く使わせて貰うのだった。

    以上です!
    憧れのシチュエーションではあるものの、私は日頃から会社のロッカーに折り畳み傘を常備している為、こんな事にはなりません!残念!

  3. 蒼子 より:

    織田さんこんにちは。
『雨』のテーマ回のリクエストをさせていただきます。

    『最後の七日間』の、一花と蓮也のお話になります。
    一花と蓮也が付き合い始めて間もない頃のお話になります。一花は身近な人がよく亡くなるので深い人付き合いは避けているのですが、作中の友人とはつかず離れず、会えば楽しく話す、くらいの関係でいます。

    内容と長さに問題がなければ、よろしくお願いいたします。

    ———–

    『雨の日に』

    「え、あのヤンキー君と付き合ってるの!?」
    「うん」
     友人の驚いた声を軽く受け流して、一花はカップを傾けた。
     五月雨の肌寒い日だった。温かい紅茶とパンケーキの甘さが身に染みる。
     友人とは高校からの付き合いだ。親友とは行かないまでも、時々会って近況報告をする仲になっている。彼女には以前、“ヤンキー君”こと蓮也と一緒にいるところを見られていた。
    「そんなに驚く?」
    「だってこれまでと全然タイプが違うもん。なんで? 雨の日に子猫拾ってて、そのギャップにキュンときたとか?」
    「そんなベタな」
     笑う一花をじっと見ながら、友人がふっと微笑んだ。
    「でもよかった。一花が笑えるようになって。新しい恋ができるくらいになれたんだね」
     友人は当然、一花の前の彼氏のことは知っている。彼がもうこの世にいないことも。
    「ほらほら、もっと話聞かせて? 一花とまた恋バナできる日が来るなんて思ってなかった!」
     一転、恋バナモードになった友人に圧倒されつつも、一花は友人との時間を楽しんだのだった。

     友人と別れ、帰路につく。朝からの雨は一向に止みそうになかった。街を抜け、近道しようと公園に足を踏み入れる。蓮也と初めて出会った場所だ。
     自然と足早になっていると、雨音に混じって何かが聞こえてきた。ミーミーと頼りなさげな鳴きと一緒に、あともうひとつ。聞き覚えのある声が――。
    「マジか。ひでぇことしやがって……」
     鳴き声の方に歩を進めると、傘を放り出し、ダンボールに手を突っ込んでいる蓮也がいた。
     ――ベタなことしてる。
     まさかの光景だった。呆気に取られた一花に気づかず、蓮也は子猫を助け出し、両手でそっと包んだ。震える子猫を安心させるように、ずっと話しかけている。
    「ちっさ! お前ひとりか?……イテテ、爪立てんな!」
     その表情が、とても優しくて。
     ――ああ、確かにこれはキュンとくるかも。
     そう思いながら、一花はずぶ濡れの蓮也に傘を差し出していた。

  4. 匿名 より:

    織田さん、こんにちは!
    テーマ回ということで「雨」を題材にしたちょっと長めで暗い雰囲気のお話を考えてきました!
    だいぶ長編のお話になりそうで無理やり抜粋して短くしたので、ところどころおかしな文脈があるかもしれません…
    今回のお話は語り手が三人おりまして、最初の丁寧な口調は登場人物の俊(ゆるっとした話し方の青年)、次が登場人物の夏八(大人びた女の子っぽい感じ)、最後の一文は黒幕的な雰囲気で低音の男性、といった感じです!
    よろしくお願いしますorz

    とある村に、古い伝承の残る閉鎖的な場所がありました。
    その村では龍神様を祀っており、龍神様のお社を守る水上(みなかみ)家という大きな一族が村を治めていました。
    そんな水上家には、数世代に一人『九子(きゅうし)』と呼ばれる特異な子供が生まれることがあります。
    今代の九子『夏八(なつは)』は、左頬から左手の甲にかけて龍の鱗があり、感情を形として読み取れる能力も持ち合わせておりました。

    「俊(しゅん)、水はどこ」
    「ん?水?さっき水がめに追加しなかった?」
    「もう飲んだ」
    「相変わらず早いなぁ。飲みすぎて水が噴き出てきたりしない?」

    社で過ごすようになって二年とちょっと、なぜか社に住み着いている俊とともに平凡というには閉鎖的すぎる生活をしていた。
    そんな平凡が消え去ったのは、日照りが続いた八月のこと。
    ここ数か月ずっと晴れているな、なんてぼんやりと考えていたら社の前が騒がしくなった。
    今はもう夜だ。参拝客なんて元々来ないこの社に現れるのは、住んでいる俊か家の人間だけ。

    「俊?誰か来ているのか?」

    返事がない。誰かの叫び声は聞こえた。
    声の聞こえるほうへ足を進めると、社の入り口あたりから瘴気のようなどす黒いものが見えることに気づいた。叫び声は俊の声だった。

    「俊!なにをしている?」

    瘴気で何も見えない。俊の声だけが聞こえてくる。

    「夏八!」
    「俊?何も見えないんだ、そこに何がある?」
    「社から出てくるな!」

    そう言われる頃にはもう社の外に一歩踏み出していた。

    雨は龍神様の涙のしずく。ならば子を殺して流させれば日照りは終わる。

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