2022/8/14(日)第115回 織田優成ライブ配信内リクエスト台詞募集!

2022/8/14(日)第115回 織田優成ライブ配信内リクエスト台詞募集!

8月7日(日)に行われた「第114回 織田優成のVoice Only配信」にお越しいただき、ありがと三角でした!

アーカイブはこちら↓ メンバーシップの方のみ、自由にご視聴できます。
2022/8/7(日)第114回 織田優成ツイキャス音声配信 健康第一で、この暑い夏を乗り切ろう! 前編
2022/8/7(日)第114回 織田優成ツイキャス音声配信 健康第一で、この暑い夏を乗り切ろう! 後編

毎週日曜日21:30から1時間枠でお送りしている、わたくし織田優成のツイキャスによるメンバーシップ限定の音声&動画配信は、メンバーシップ限定配信と言っておきながら最初の15分間だけは無料枠。つまり誰でも視聴&コメント可能です。ちなみに、毎月最後の日曜日配信や、僕が演じたキャラクターの誕生日配信、たまにやるゲリラ配信は最初から最後まで無料で視聴できます!

この「ツイキャス」は、ツイキャスアプリをダウンロードせずにインターネットのブラウザでも視聴可能。リンクをクリックすればスマホやPCですぐに視聴できまので、ぜひ、いらしてください(^^)。ただし、スマホで視聴する場合はインターネットブラウザよりもアプリを利用したほうが視聴もコメントもしやすいそうです。

第114回のリクエスト台詞

第114回は8月最初の日曜日ということで、いつものように最初の15分だけ無料配信で、残りの45分がメンバーシップ限定配信でした。いただいたリクエストは5つあり、無料枠で、もつみさんの「従兄弟が体験したホラー」、メンバーシップ限定枠で、ななるるこさんの「安土城祝辞」、ムギさんの「夏目漱石『夢十夜』より」、蒼子さんの「最後の七日間 七人目・四」、鈴原さんの「おやすみ台詞」を演じました。

昨年の4月にメンバーシップ会員制度を始めてからの配信は、全てアーカイブに保存していつでも視聴できるようにしています。ぜひ、月額700円のメンバーシップ制度に登録して、リアルタイムの限定配信、そしてアーカイブをご活用ください!

第115回のリクエスト台詞募集

ということで次回のリクエスト募集です。次回第115回は、8/14(日)21:30からが配信予定。最初の15分が無料配信で、残りの45分はメンバーシップ限定配信という通常配信です。リクエスト台詞は尺の長さによりますが、5~6個は受けられます。そして、そのリクエストは、メンバーシップ会員じゃなくてもリクエスト可能です。ただ、メンバーシップ限定枠で演じた場合、メンバーしか聴けませんが(^^;。ということで、リクエストをご希望の方は「リクエスト台詞に関する注意事項」をお読みになり、この記事のコメント欄にセリフ、ナレーション、朗読などの僕に読んでほしい文章を書き込んでください(^^)。

また、その次の週にお送りするリクエスト台詞のテーマを決めるアンケートも、8/12(金)24:00ごろまで実施中。ぜひ、清き1票をご投票ください!

リクエスト台詞に関すること以外にも、ご意見・ご要望があれば、ご連絡ください。ご期待に添えられるかは分かりませんが、善処いたします(^^)/。

第115回のリクエスト台詞

2022/8/14(日)
おむぅさん
※画像・エコーあり
「『海外通販番組 日本語吹き替え第2弾』
【エコー】アメイジーーン! ショッピーーン!
ジョン「やぁ! メアリー、お待たせ! 元気そうで なによりだよ。お肌の調子も良さそうだね」
メアリー「おかげさまでね! あのクリーム、使い心地も最高よ!」
ジョン「あー……と、ところでさ……れ……例の……彼とのデートは……どうだったんだい?」
メアリー「それが聞いてよ~ジョン! 私の服がダサすぎるって言われて フラれたのよ~! あの【わぁ~お】野郎! あんなやつ【わぁ~お】すればいいんだわ!」
ジョン「そ……それは災難だったね。あのさ、メアリー、実は君に 僕からプレゼントを用意してあるんだ。この袋を開けてごらん?」
メアリー「えっ? 何かしら……まぁ! なんて素敵なワンピース!【わぁ~お】ジョン、ありがとう!」
ジョン「君には水色のワンピースが似合うと思って買ってみたんだ。どうかな?」
メアリー「可愛い花柄が素敵だし、スカートのレースもとってもキレイ! や~ん! 色違いも欲しいわ! どこのお店で買ったの?」
ジョン「これは普通のお店には売っていないんだ。だから、買い方を特別に教えてあげるね。さぁ! この配信を見ている素敵なレディたち! この夏は ぜひ このワンピースを着て、気になる彼のハートを射止めようじゃないか! 今すぐ画面右下のキュー【あ~ぉ】コードを読み込んでくれ! 色はなんと100色、柄の種類も100種類あるから、君にピッタリのものが必ず見つかるはず! ちなみにお値段は【わぁ~お】と、お買い得になっているぞ!」
メアリー「やだ! いっぱいあって迷っちゃうわね! でも……私はデートのお相手がいなくなっちゃったから、しばらくは着ることもないわね【ん~】」
ジョン「メアリー、よかったら今度さ、僕と映画でも どうかな? このワンピースを着た可愛い君と、一日 デートしたいな【わぁ~お】」
メアリー「えっ……ジョンってば もう! 可愛いだなんて照れるじゃない【あ~ぉ】ま……まぁ、今度の休みにだったら、付き合ってあげてもいいわよ!」
この番組は毎日の生活にアメイジングを【わぁ~お】の提供で お送りしました」

蒼子さん
「『最後の七日間 七人目・五』
「確かに いつでも呼びたまえと言ったが……まさか本当にそうするとは。しかも 君が」。心底 意外そうに死神が言った。「なりふり構ってられねぇからな」。遅くならないうちにイチカを送り アパートに帰った俺は、すぐさま死神を呼び出した。闇が染み出るように現れた死神を見て、本当に化け物なんだと 改めて思う。だけど、逃げるわけにはいかなかった。「俺は、死ぬわけにはいかねぇんだよ。命の火だっけか? あれが消えないために どうしたらいいか教えてくれ」。頼む、と、死神に向かって頭を下げる。「彼女との約束のためかい?」「な……!? なんで知ってんだよ!」。思わずデカい声が出た。「対象者の観察も、仕事のひとつだからねぇ」。相変わらずの薄笑いで、とぼけるように死神が言う。しかし すぐに笑みを消し、手に持ったランタンを 俺の前に差し出した。「命の火が消えるかどうか、それは君次第だ。死ぬのは絶対じゃない」「は……!?」。思ってもない言葉だった。死神が続けて、「この火を再び輝かせることができたら、私が新しい蝋燭に火を継ぎ、延命することができる。やり方は人それぞれだがね」「曖昧過ぎんだろ……」。結局、方法なんてあってないようなものだ。絶望的な気持ちで頭がいっぱいになる。せめて なにかヒントだけでも……そう思ったとき、ひとつ疑問が浮かんだ。「なぁ、そもそも寿命って どうやって決まるんだ?」。このまま死ねば、俺は享年二十歳だ。だけど身体は頑丈なほうだし、どう死ぬのかも想像できない。「君は少し前まで相当荒れていたんだろう? 毎日のように喧嘩に明け暮れていたそうじゃないか」「な、なんだよいきなり……」。唐突に、恥でしかない過去を言われて戸惑った。「君がずっと身勝手にふるまい 周りを傷つけた報いが、命の火に反映された。ただ それだけだよ」。死神の言葉が、音もなく俺に刺さる。寿命を延ばす方法なんてない。そう言われた気がした。つづく」

もつみさん
「『噂の万屋”うつしみ屋” 六品目』
いらっしゃいませ。おや、少し浮かない顔をしてますねェ。さしづめ、人には言いにくい悩み、といったとこですか。まァ、ここに辿り着くのは多かれ少なかれ なにかを抱えた人たちですから。ここは一つ、なにかの縁ということで、僕が聞いて差し上げますよ。
ふむ、なるほど、恋のお悩みでしたか。相手をどうしても振り向かせたいが、なにか効き目のあるものはないか、と。エエ、もちろんありますが……そういった ご相談だと、ご案内するのが ちと難しい。「相手を確実に振り向かせる」ということは、「相手の心、認識を曲げて 作り替える」ということ。これを おいそれとやるのは、僕としちゃあ お勧めできませんでね。
「もっと手軽な、惚れ薬みたいなのはないか?」。まぁ、そんな名前の代物は、あるにはありますがねぇ……そこはほら、人間の薬屋と同じようなモンですよ。
とまぁ、いろいろ考慮した上で勧めるとすれば、こちらの組紐ですかねェ。こいつも なかなかバカにならない代物でして。身に付けていれば、己の長所、魅力が、相手に伝わりやすくなるんです。これを持った状態で相手との時間を作れば、あるいは……といったところです。いやぁ、すみません、これくらいしか力になれなくて。お買い上げ、ありがとうございます。またのお越しを」

りうさん
「『となりの灰彩(はいいろ) 彩(あや)の話』
この仕事を始めたきっかけは、カフェの店長をやっている友人が 声をかけてきたからだった。そいつは 大学の頃に知り合った友人で、唯一よく話す男だった。俺は昔、バーテンダーをしていた。その時から、女の子からよく声を掛けられることがあった。俺は自分の顔が嫌いだ。俺の中身を隠す この顔が嫌いだ。女の子と話すのはイヤじゃないが、その度に 身に覚えのないことでトラブルに巻き込まれることもあった。表向き笑っていれば楽だったのに、段々それが しんどいと感じるようになった時、俺は、あのカフェで働くことになった。「お前は陽の当たる場所で働け」と、友人は俺に言った。仕事はすぐに覚えられたし、スタッフもみんないい人が多かったから、割と楽しくやれていた。
「すみません!」。そんなことを考えていた俺の前に 客が立った。この人は確か前に来て、すごい落ち込んでて、思わず声を掛けてしまった子だ。「いらっしゃいませ」「あの! ハナブサさん、この前は ありがとうございました!」「いえ、喜んでいただけたなら よかった」。そのまま注文を聞こうとしたとき、彼女は緊張したように言った。「あのあと新しい仕事が決まって、その……ハナブサさんのおかげです。ありがとうございます!」。店のカウンターのど真ん中で、彼女は頭を下げて言った。周りのスタッフが、なにごとかと見ている。俺はそんな彼女に、思わず笑ってしまった。「なっ、なにか?!」「いえ、すみません」。真っ直ぐ礼を言われたのは 久しぶりだ。俺は彼女に笑みを浮かべてから、「じゃあ」と言葉を紡ぐ。「また フルーツティにしますか?」「いえ、今日はアイスのカフェオレで」。気合いを入れている彼女に、「かしこまりました」と返し、カフェオレを作って、彼女の前に差し出した。「頑張ってくださいね、応援してます」。少し顔を近づけて囁いた言葉に、彼女は頬を赤くすると、「ありがとうございます」と、はにかんだ。それが一瞬 可愛く見えてしまって、俺は小さく息を飲んだ。つづく」

まるさん
※エコーあり!
「『はなし短し 端折れよ代官』
とある代官屋敷にて。黄金色の頭に、ニヤリとする代官。「越前、そちも悪よのう」「代官こそ」。(エコー)はははは……二人が笑い声を上げる……代官が、近くにぶら下がっていた紐を引っ張る。パカッと地面が開き、落ちていく代官。「(エコー)はーっはっはっはっはっ!」。幕は降りた」

コメント

  1. おむぅ より:

    織田さん、おはようございます!!
    海外の通販番組の日本語吹き替え第2弾をリクエストします。
    ※前回は今年の3月20日配信でした。
    忙しい感じになってしまい、申し訳ございませんが、どうぞ、宜しくお願いします!
    ※登場人物名、番組名は架空のものです。
    (エコー)アメイジーーン!ショッピーーン!
    ジョン「やぁ!メアリー、お待たせ!元気そうで何よりだよ。
    お肌の調子も良さそうだね。」
    メアリー「おかげさまでね!あのクリーム、使い心地も最高よ!」
    ジョン「あー…と、ところでさ…れ…例の…彼とのデートは…どうだったんだい?」
    メアリー「それが聞いてよ~ジョン!私の服がダサすぎるって言われてフラれたのよ~!あの(わぁ~お)野郎!あんなやつ(わぁ~お)すればいいんだわ!」
    ジョン「そ…それは災難だったね。あのさ、メアリー、実は君に僕からプレゼントを用意してあるんだ。この袋を開けてごらん?」
    メアリー「えっ?何かしら…まぁ!なんて素敵なワンピース!(わぁ~お)
    ジョン、ありがとう!」
    ジョン「君には水色のワンピースが似合うと思って買ってみたんだ。どうかな?」
    メアリー「可愛い花柄が素敵だし、スカートのレースもとってもキレイ!
    や~ん!色違いも欲しいわ!どこのお店で買ったの?」
    ジョン「これは普通のお店には売っていないんだ。だから、買い方を特別に教えてあげるね。さぁ!この配信を見ている素敵なレディたち!この夏は是非このワンピースを着て、気になる彼のハートを射止めようじゃないか!今すぐ画面右下のキュー(あ~ぉ)コードを読み込んでくれ!色はなんと100色、柄の種類も100種類あるから、君にピッタリのものが必ず見つかるはず!ちなみにお値段は(わぁ~お)とお買い得になっているぞ!」
    メアリー「やだ!いっぱいあって迷っちゃうわね!でも…私はデートのお相手がいなくなっちゃったから、しばらくは 着ることもないわね。」(ん~)
    ジョン「メアリー、良かったら今度さ、僕と映画でもどうかな?このワンピースを着た可愛い君と一日デートしたいな。」(わぁ~お)
    メアリー「えっ…ジョンってば、もう!可愛いだなんて照れるじゃない。(あ~ぉ)
    ま…まぁ、今度の休みにだったら、付き合ってあげてもいいわよ!」
    この番組は毎日の生活にアメイジングを(わぁ~お)の提供でお送りしました。

  2. まる@まるまに屋 より:

    織田さんこんばんは!あきたそさんに読んでもらってGOを貰ったので、端折り悪代官をリクエストさせて頂きます。
    元々あまり長くないお話を短くするのは難しいのを痛感しました💦
    出オチ感満載ですが宜しくお願い致します🙇‍♀️
    ———————
    『はなし短し 端折れよ代官』
    とある代官屋敷にて。
    黄金色の頭にニヤリとする代官。
    「越前、そちも悪よのう」
    「代官こそ」
    はははは…(エコー)
    二人が笑い声を上げる…
    代官が近くにぶら下がっていた紐を引っ張る
    パカッと地面が開き、落ちていく代官。
    「はーっはっはっはっはっ!」
    幕は降りた。

  3. りう より:

    織田さんこんにちは!
    今回リクエストさせて頂くのは、前回の疲れた貴方にで出た彩くんのシリーズのプロローグ作品です。
    よろしくお願いします。
    読まれますように……!
    ****
    「となりの灰彩(いろ) 彩(あや)の話」
     この仕事を始めたきっかけはカフェの店長をやっている友人が声をかけてきたからだった。そいつは大学の頃に知り合った友人で唯一よく話す男だった。俺は昔、バーテンダーをしていた。その時から女の子からよく声を掛けられることがあった。俺は、自分の顔が嫌いだ。俺の中身を隠すこの顔が嫌いだ。女の子と話すのは嫌じゃないが、その度に身に覚えのないことでトラブルに巻き込まれることもあった。表向き笑っていれば楽だったのに、段々それがしんどいと感じるようになった時、俺はあのカフェで働くことになった。「お前は陽の当たる場所で働け」と友人は俺に言った。仕事はすぐに覚えられたしスタッフもみんないい人が多かったから割と楽しくやれていた。
    「すみません!」
     そんな事を考えていた俺の前に客が立った。この人は確か前に来て、すごい落ち込んでて思わず声を掛けてしまった子だ。
    「いらっしゃいませ」「あの!英さん、この前はありがとうございました!」「いえ、喜んで頂けたなら良かった」
     そのまま注文を聞こうとした時、彼女は緊張したように言った。
    「あの後新しい仕事が決まって、その…英さんのおかげです、ありがとうございます!」
     店のカウンターのど真ん中で彼女は頭を下げて言った。周りのスタッフが何事かと見ている。俺はそんな彼女に思わず笑ってしまった。
    「なっ、なにか?!」「いえ、すみません」
     真っ直ぐ礼を言われたのは久しぶりだ。俺は彼女に笑みを浮かべてから「じゃあ」と言葉を紡ぐ。
    「またフルーツティにしますか?」「いえ、今日はアイスのカフェオレで」
     気合いを入れている彼女に「かしこまりました」と返し、カフェオレを作って彼女の前に差し出した。
    「頑張ってくださいね、応援してます」
     少し顔を近づけて囁いた言葉に彼女は頬を赤くすると「ありがとうございます」とはにかんだ。それが、一瞬可愛く見えてしまって俺は小さく息を飲んだ。
     
     つづく。

  4. もつみ より:

    織田さんこんにちは。
    今回は久々に、噂の万屋”うつしみ屋”の六品目をリクエストいたします。
    遠回しではありますが、少し下世話な表現が入るため、メンバーシップ枠でお読みいただけると嬉しく思います。
    問題がありました場合は、お知らせください。
    なにとぞよろしくお願い致します。
    「噂の万屋”うつしみ屋”」 六品目
    「いらっしゃいませ。おや、少し浮かない顔をしてますねェ。さしづめ人には言いにくい悩み、といったとこですか。
    まァここに辿り着くのは多かれ少なかれ何かを抱えた人たちですから。ここは一つ、何かの縁ということで。僕が聞いて差し上げますよ。
    ふむ。なるほど。恋のお悩みでしたか。相手をどうしても振り向かせたいが、何か効き目のあるものはないか、と。
    エエ、もちろんありますが…そういったご相談だとご案内するのがちと難しい。
    「相手を確実に振り向かせる」ということは「相手の心、認識を曲げて作り替える」ということ。これをおいそれとやるのは、僕としちゃあお勧めできませんでね。
    「もっと手軽な、惚れ薬みたいなのはないか」?まぁそんな名前の代物はあるにはありますがねぇ…そこはほら、人間の薬屋と同じようなモンですよ。
    とまぁ色々考慮した上で勧めるとすれば、こちらの組紐ですかねェ。
    こいつもなかなかバカにならない代物でして、身につけていれば己の長所、魅力が相手に伝わりやすくなるんです。これを持った状態で相手との時間を作れば、あるいは…といったところです。
    いやぁすみません、これくらいしか力になれなくて。
    お買い上げありがとうございます、またのお越しを。」

  5. 蒼子 より:

    織田さんこんにちは。
    今回も死神シリーズ七人目の5話をリクエストさせていただきます。
    登場人物は死神リンドウと、対象者・蓮也です。
    長さと内容に問題がなければ、よろしくお願いいたします。
    ———-
    『最後の七日間 七人目・五』
    「確かにいつでも呼び給えと言ったが……まさか本当にそうするとは。しかも君が」
     心底意外そうに死神が言った。
    「なりふり構ってられねぇからな」
     遅くならないうちに一花を送り、アパートに帰った俺はすぐさま死神を呼び出した。
     闇が染み出るように現れた死神を見て、本当に化け物なんだと改めて思う。だけど逃げるわけにはいかなかった。
    「俺は死ぬわけにはいかねぇんだよ。命の火だっけか? あれが消えないためにどうしたらいいか教えてくれ」
     たのむ、と死神に向かって頭を下げる。
    「彼女との約束のためかい?」
    「な……!? 何で知ってんだよ!?」
     思わずデカい声が出た。 
    「対象者の観察も仕事のひとつだからねぇ」
     相変わらずの薄笑いで、とぼけるように死神が言う。しかしすぐに笑みを消し、手に持ったランタンを俺の前に差し出した。
    「命の火が消えるかどうか、それは君次第だ。死ぬのは絶対じゃない」
    「は……!?」
     思ってもない言葉だった。死神が続けて、
    「この火を再び輝かせることができたら、私が新しい蝋燭に火を継ぎ、延命することができる。やり方は人それぞれだがね」
    「曖昧過ぎんだろ……」
     結局、方法なんてあってないようなものだ。絶望的な気持ちで頭がいっぱいになる。せめて何かヒントだけでも……そう思ったとき、ひとつ疑問が浮かんだ。
    「なぁ、そもそも寿命ってどうやって決まるんだ?」
     このまま死ねば俺は享年二十歳だ。だけど身体は頑丈なほうだし、どう死ぬのかも想像できない。
    「君は少し前まで相当荒れていたんだろう? 毎日のように喧嘩に明け暮れていたそうじゃないか」
    「な、なんだよいきなり……」
     唐突に、恥でしかない過去を言われて戸惑った。
    「君がずっと身勝手にふるまい、周りを傷つけた報いが命の火に反映された。ただそれだけだよ」
     死神の言葉が、音もなく俺に刺さる。
     寿命を延ばす方法なんてない。そう言われた気がした。
    つづく

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