アニメX 261〜270
Column VOL.261 扁桃腺 その4
正しい発声方法をマスターしていないために苦しくなっているのを、扁桃に問題があると思い込んでいるのでは? と思うのですが……。扁桃に異常があれば、“意識して大きな声を出す時”だけではなく、意識していない時にも、何らかの異常、もしくは違和感があるはずです。扁桃に問題のある方達のホームページを見ると、その大変さが良くわかりますので、1度、インターネットで検索してみては、いかがでしょうか?
Column VOL.262 扁桃腺 その5
ちなみに、切除手術により声が変わるとは僕も聞きますが、 それは、口の中での声の共鳴に影響が出るため。しかし、扁桃腺の切除は声帯の手術と違い、劇的に声が変わることはないようです。知り合いに、扁桃腺炎による炎症のために扁桃腺が肥大し、このままでは窒息死する、ということで切除した人がいるのですが、そんなに変わりませんでした。確かに、良く聞くと元と同じ声ではありませんでしたが(^^;。
Column VOL.263 扁桃腺 その6
というわけですので、養成所に良い耳鼻科の先生を紹介してもらって、もう1度、診察を受けてみてください。本当に扁桃腺に異常があるようでしたら、タレント業以前に、普通の生活にも支障を来たします。その場合は、デビュー前に切除することをお薦めします。今回の質問、乗りかかった舟ですので、質問者の方、もし、よろしかったら、直接、僕までメールをください。何か、アドバイスできることがあるかもしれませんから(^^)/。
Column VOL.264 主観的演技
お次の質問は、「演技をする時、役にはまり過ぎてはいけな いのですか?」。演技は、役になりきって演じるのと、冷静に分析しながら演じるの2種類に大別されます。どちらの方法論が良いかは、いまだに結論は出ていません。しかし、そのような方法論を持つ役者が一緒になって芝居を造り上げ続けているわけですから、どちらの演技方法を選んでも大丈夫だと思います。
Column VOL.265 主観的演技 その2
ただ、役に“入り込み過ぎ”てしまうと、元の状態に戻るのに時間がかかってしまい、芝居が中断! なんてことがあります。さらに「死」を扱かった作品では、ごくたま〜にですが、役者が危険な状態に陥り、世間を騒がすことも……。ですから、ご質問にある「はまり過ぎ」=「入り込み過ぎ」は、ちょっとマズイかもしれません。ちなみに僕は後者のタイプ。でも、役にはまる時もあり、その時は、また違った気持ち良さを感じます。
Column VOL.266 記憶
さて、お次は、「仕事を一緒にした人の顔や名前って、覚えていますか?」。台本などでチェックをして、極力、覚えるようにはしているのですが、接点が1度しかないと(^^;。何回かお会いしたり、また1回きりでも、その時に話をしたりとか、その場で何か印象に残れば覚えているのですが……。でもまぁ、僕の場合、他の人と一緒に仕事をする機会が少ないので、どちらかといえば、覚えている方だと思います!
Column VOL.267 声優になったきっかけ
続いての質問は、「声優になったきっかけは何ですか?」。 きっかけはですね、 当時所属していた事務所から、声優の仕事を2本まとめていただいたことですね。その仕事がなかったら、今頃はナレーション一筋に活動しているか、この業界を辞めて、違う仕事に就いていたでしょうね。ちなみに、その仕事とは、スーパーファミコンのゲーム「らんま1/2」のハーブという役と、アニメ「クッキングパパ」の上田守役 です。
Column VOL.268 どうやって声優に?
お次は、前回と似たような質問です。「声優にはどうやってなったのですか?」。ほとんど前回と同じ回答になってしまうんですが、当時所属していた事務所から、声優の仕事をいただいたからです。でも、未だにナレーション仕事がほとんどで、たまにテレビとかでオンエアされない映像作品の顔出しやイベントの司会をして、それより少ないのが声優仕事。ですから、声優になったと言って良いかどうかは疑問なんですけどね……(^^;。
Column VOL.269 声優になろうとしたきっかけ
さて、続いても似たような質問です。「声優になろうと思っ たきっかけは何ですか?」。それは、ナレーションをやりたかったから! 初め、「ナレーターになるには役者にならなければならない」という文章を読んで役者を目指したんですが、その後、役者よりも声優の方がナレーターの仕事が多いと知り、方向転換。アニメや映画が好きだったこともあり、声優を目指しました。
Column VOL.270 声優になろうとしたきっかけ その2
ところが、役者や声優がナレーターをするというのは昔の話。現在は声の仕事が非常に細分化されていて、役者や声優にならなくてもナレーターになれると知り、役者や声優を経ることなく憧れのナレーターに! そうしてデビューから1年半ほど経った頃、偶然にも声優仕事をいただき、今では声優の仕事も、たま〜にするようになったというわけです。というわけで、ナレーションの仕事をするために、声優になろうと思いました。