アニメX 191〜200
001〜010 011〜020 021〜030 031〜040 041〜050 051〜060 061〜070 071〜080 081〜090 091〜100
101〜110 111〜120 121〜130 131〜140 141〜150 151〜160 161〜170 171〜180 181〜190 191〜200
201〜210 211〜220 221〜230 231〜240 241〜250 251〜260 261〜270 271〜280 281〜290 291〜300
301〜310 311〜320 321〜330 331〜340 341〜350 351〜360 361〜370 371〜380 381〜386  番外編

2004/05/31
Column VOL.191 声優のギャラは安い? その6
 その他には、“プライバシーの問題”がありま す。「恋人発覚!?」「結婚!」 「離婚!!」などという誰もが経験していることでも、著名人というだけで、すぐにワイドショーが取り上げます。また、プライベートで声をかけられた時に、その受け答えが悪いと変な噂を流されることも……。とにかく、絶えず他人の目が光っていて、プライバシーなんて無いに等しいのがタレント業。

2004/06/07
Column VOL.192 声優のギャラは安い? その7
 でもアテレコ仕事は、30分モノが約3時間半で終了! メ イクや照明に時間を取られることもなければ、泥に汚れたり、痛い思いをすることもありません。顔もあまり知られませんし、結婚や離婚でワイドショーを賑わせることも稀でしょう。高度な技術を求められる割には、他のタレントより低い金額ですが、今まで述べてきた好条件を考慮に入れると、他のタレント並のギャラを要求して良いものかどうか……。

2004/06/14
Column VOL.193 声優のギャラは安い? その8
 高収入が望めるのは、世間に与える影響が大きいか、業界の収益が多大な職種です。かつて、年棒1億円超のプレーヤーがゴロゴロいて、平均年棒4000万と言われたJリーグが、今では平均年棒1200万。収益がなければ高収入は見込めないという良い見本です。声の仕事も似たようなもの。貰えるものならもっと貰いたいですが、総制作費が多くないわけですし、僕の実力&影響力を考えると、僕には妥当ではないかと思います(^^;。

2004/06/21
Column VOL.194 アニメの劇中歌
 さて、続いての質問は「アニメの作品中、声優が歌う場面がよくありますが、特別な録り方をするのですか?」。キャラソンなどで音源がCDになっているものは、その音源をそのまま使いますが、ない場合は 台詞と同様に収録します。曲に合わせる必要がない場合は、役者が口パクかシーン内に納まるように唄いますが、合わせなければならない場合は、ヘッドホンを装着して収録します。ちなみに鼻歌などは、役者のアドリブです。

2004/06/28
Column VOL.195 声優の生放送
 お次は、「声優の“生放送”ってあるんですか?」。これは現在では、ナレーション以外はないでしょうね。ラジオやテレビの草創期の頃は、録音機器や技術が乏しかったので、ラジオドラマはもちろん、海外ドラマの吹き替えや顔出しの普通のドラマ番組でも生放送が当たり前でした。しかし現在は、ニュースやワイドショー、生放送番組のナレーションといった、時間的に録音が無理な場合しか、声の生放送はないと思います。

2004/07/05
Column VOL.196 声優の休日
 今度の質問は、「役者のお休みは、どう取るのですか? カレンダーの休みとは、一致しないのでしょうか?」。役者の休みは、仕事がない時が休みです。したがって、カレンダーの休みとは一致しません。 ですから、仕事の多い人は休みがなかなかありませんし、睡眠時間も短いです。どうしても休みが欲しい場合は、事務所が仕事を入れてしまう前に“NG(エヌ ジー)”を入れることになります。

2004/07/12
Column VOL.197 声優の休日 その2
 事務所にNGの連絡を入れた時に仕事が入っていなければ、 事務所はスケジュールの調整をして、その日に仕事を入れないようにしてくれます。どうしても調整ができない場合は、事務所から「仕事を受けるか受けないか」、相談の連絡が入ります。しかし、人気がなくなり、いつ仕事がなくなるかわからないのがタレント業。よほどの理由がない限り、頻繁にNGは入れないようです。

2004/07/19
Column VOL.198 アメリカと日本の収録
 さて、お次は、「アメリカと日本の収録を比べてどう思いますか?」。アメリカの収録は“プレスコ(=プレスコアリング【prescoring】の略)”といって、声を先に録音して、その声に合わせて映像を作るのが主流です。しかも、収録は1人ずつという、時間のかかる録り方。対する日本は“アフレコ(=アフターレコーディング【after recording】の略)”といって、作ってある映像に合わせて1度に全員を収録します。

2004/07/26
Column VOL.199 アメリカと日本の収録 その2
 日本でもプレスコ作品はありますが、時間と予算がかかるので、なかなか制作されないというのが現状のようです。僕はプレスコの経験はありませんが、映像に合わせる必要がないので、アフレコより演じ易いと思います。しかし、アメリカ のように1人ずつの収録だと、相手役がいなくて演じにくいという面があります。作品として完成した時に、相手役との掛け合い台詞が噛み合っていないところが必ずあると思うので。

2004/08/02
Column VOL.200 アメリカと日本の収録 その3
 アメリカのプレスコと似ているのが、日本のゲーム音声収録です。収録台詞数が膨大なため全員で収録するとかなり時間がかかるのと、編集作業の効率化のために個別収録のようです。というわけで日本式アテレコと、アメリカ式プレスコに似ているゲーム収録の経験から意見を言わせてもらうならば、個別ではなく、ラジオドラマのように出演者全員で収録して、それに映像を合わせていただけると一番演技しやすい! と思います。